満島ひかりが"自然体"な理由「肩書きを作らないで、自分をドライブさせてます」

日曜日の初耳学 復習編

2022/09/08 17:00

9月4日に放送された「日曜日の初耳学」の人気コーナー<インタビュアー林修>のゲストは、女優の満島ひかり。“演じること”を楽しみながらも真摯に向き合う満島の自然体な魅力はいったいどこから来るのか。ユニークな作品選びの基準、そして今現在の彼女の俳優としての思いに林修が迫った。

■地方自治体のPR動画に出演

2013年「Woman」で初主演、2017年の「カルテット」など印象的な作品を残し、卓越した演技力で数多くの賞を獲得してきた満島ひかり。

2018年にフリーとなってからは、今までに増して自分が"選ぶ側"であると同時に"選ばれる側"でもあることを強く意識しているという。「選ばれた時に、本当に(選ばれるに値するものを)返せるか」という彼女が2021年、数あるオファーから選んだのは、南島原市のPR動画だった。

ローカル番組をパロディした動画で、満島は"そうめんづくり名人の妻"や"新人の市役所職員"、さらには"天草四郎"役まで1人6役を熱演した。動画では、演技経験のない地元の方々に交じって本当に楽しんで演技に取り組む満島の姿を見ることができる。

林先生に「トップの女優さんがこういう(ローカルの)お仕事をされることはあまりないのでは」と尋ねられると、満島は「『誰なんだろうこの人』くらいに自分のことを捉えて、自分をドライブさせてます。あんまり肩書を作らないで、楽しいことがありそうな場所に行って、みんなでチームになって楽しんで。みんなが参加型の現場になるのが一番好きなので」と、出演作を選ぶ際の決め手についても打ち明けた。

■PR動画監督が証言「型にはまるのを嫌う」

番組では、このPR動画を手掛けた渋江修平監督がコメントを寄せた。

渋江監督は、満島の印象について「型にはまるのをすごく嫌いますね。その場で生まれたものを大事にすると」と証言。同監督が手掛けた「シリーズ・江戸川乱歩短編集」では、明智小五郎役を務めた満島が「股間のいわゆるポジションを直す芝居をやりたい」とリクエストしたことが強く印象に残っているという。

「芝居としてポジションを直す、(演技として)そこまでやった方がいいんじゃないかと」と振り返った渋江監督。それを聞いた満島も「男じゃないからこそ男を遊べるところがあるじゃないですか。弟とかに聞いて、その役をやっている時はみんなのポジションを見て(笑)」と、周囲の男性陣に"取材"していたことも打ち明けた。

唯一無二の感性で、演じる人物像を作り上げていく。9月16日公開の映画「川っぺりムコリッタ」での、亡くなった夫の遺骨を愛でるシーンもその一つだ。

林先生が「衝撃だったのは、骨を持って...」「ひとことで言うと"エロス"」と感想を述べると、満島も「そう思いました。台本を読んだ時に、あの場面が面白いなと思って。すごくプライベートな場面でいいな、とか。絶対に人には見せられない日常の場面で『すごいな』『うわぁ』と」と、強い思い入れのあるシーンだったことを打ち明けた。

■「"たまたま俳優になっちゃった人"になりたい」

日々の優先順位は「1位は生活、2位は遊び、3位は仕事」と決めている。「(仕事をしている時は)どうしても没頭しちゃうし、集中しちゃうタイプで周りが見えなくなっちゃうから」と話す。

「普段、洗濯物を干したりご飯作ったりしてないのに洗濯物を干す場面はできないから。俳優のためには生きてない。"生きててたまたま俳優になっちゃった人"になりたい」と笑顔を見せる。

そんな自然体な姿勢に憧れる後輩も多い。対談の終盤、林先生が「ご自身が認識されてる以上にはるかにいろんな意味で大きな存在ですね」と語ると、満島は「頑張らないように自分をドライブしていたいな、とは思います」と、ここでもブレない信念を口にした。

対談を終えた林先生は、満島について「自分にできることはこう、やりたいことはこう、そして自分はこう生きていくっていう明確な覚悟をお持ちで、その光がみんなを圧倒するんだなって。生き方の強さをそのまま女優としての魅力に変換してる人だっていうことを感じました」としみじみ語った。

9月4日放送「日曜日の初耳学」より、満島ひかりが自身のこれまでや演じることへの思いをじっくり語った<インタビュアー林修>がTVerで見逃し配信中!
<インタビュアー林修>のTVerはここをクリック!※9月11日(日)20:59終了予定

「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。

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