今年のゴールデンウィーク、TBS系列ではSDGsプロジェクト「地球を元気にするウィーク」を展開。日曜の夜をちょっとだけ元気にする「日曜日の初耳学」(5月2日放送)の人気企画＜松丸亮吾の初耳謎解き学＞では、SDGsにまつわる取り組みなどを出題した。林修先生も「無駄がない！」と感嘆の声を上げた、人気すしチェーンの画期的ワンアイデアとは？
■会議用資料を簡単に再利用するワンアイデア
この日の「日曜日の初耳学」では、食品ロスの問題や環境、教育の課題を解決するために全世界の企業が取り組む「SDGs」関連問題など、4つが出題された。
オフィスの緑化や電力の自家発電など、エコな空間で資源を無駄にしない工夫を取り入れる企業も増えている。しかし、それでも減らないのが紙の廃棄。会議資料の21％が一度目を通しただけで廃棄されているといい、日本人一人あたりの紙消費量は年間約200㎏にも上る。
紙の大量消費・大量廃棄問題にアメリカのとある企業が画期的なアイデアを商品化。20か国以上から注文が殺到しているというそのワンアイデアとは？
この問題に林先生は「もともと時間が決まっていて、その時間が経つと自動的にインクが消える」と答え、みごと正解！ アメリカの企業「ブループラネットインク社」が作った「消えるインク」は二酸化炭素にふれると消える成分で作られており、数日たてばまっさらな紙として再利用できる。インクを変えるだけで環境に配慮できる画期的なワンアイデアだ。
■くら寿司の取り組みに林先生感嘆「無駄がない！」
漁獲量の減少や急激な値上がりなど、私たちの食卓に大きな影響を与えているのが「魚の乱獲」問題。2050年には寿司の大半が食べられなくなるとも言われる。魚好きな日本人にとっては深刻な問題だ。
その危機を解決するため、すしチェーン「くら寿司」が始めた画期的なワンアイデアが、第2問。無駄に廃棄される魚をなくすため行っている取り組みとは？
正解は、漁で獲れた魚を船一隻分まるごと買い取る「一船買い」。シイラやコチなど、臭みがあって通常は捨てられる魚も調理法を工夫し、珍しいお寿司として提供。稚魚はいけすで育ててから寿司にしたり、骨やアラなど食べられない部分は粉にして養殖の魚のえさにするなど、獲れた魚をあますことなく活用するシステムを構築している。
この問題に正解したのも林先生。「くら寿司」の取り組みにスタジオでは「無駄がない！」(林先生)、「本当に素晴らしい」(大政絢)と、驚きと賞賛の声が上がった。
■マスクのストレスを解消するワンアイデアとは？
今回の＜初耳謎解き学＞では、今私たちが直面する問題へのワンアイデアも紹介された。
「声が聞き取りにくい」とイライラする人が続出するマスク越しのコミュニケーション。日本の企業がある装置を開発したところ、「ストレスがなくなった」「意思疎通が快適になった」と大絶賛。全世界からオーダーが鳴りやまない大ヒットになったという。その画期的アイデアとは？
正解は、その名もスマートマスク「C-FACE」。マスクの上に装着するマスク型マイクで、しゃべった音声がそのまま相手のスマホなどに転送される。内容は瞬時にテキスト化もされ、8か国語に翻訳される機能までついているという。ゲストの大原優乃が、出題者・松丸のヒントを受けて正解した。
最後の問題は、林先生とゲスト・林輝幸による"新旧東大王バトル"。定番の民芸品「こけし」に仕込まれた、震災時に超便利なワンアイデアとは？
問題VTRの最中に早押しボタンを押したのは、林輝幸。「こけしの下の部分がライトになっていて懐中電灯になる」と答え、みごと正解した。その商品は仙台市のこけしメーカー「こけしのしまぬき」が販売する「明かりこけし」で、倒れるとセンサーで明かりがつく。頻発する地震の影響もあり、今年2月の売上は例年の10倍にもなったという。
4問を終えて林先生が2点、ゲストチームが2点を取り、引き分けという結果になった。食品廃棄問題やマスクによるコミュニケーションのストレスを解消するワンアイデアの数々に、スタジオメンバーから「なるほど」「これはいい！」の声が上がる盛り上がりとなった。
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【TVer】
「日曜日の初耳学」公式YouTubeチャンネルでは、"美のカリスマ"ローラが自らの生い立ちや起業家としての今を語った＜インタビュアー林修＞を公開中
【公式YouTubeチャンネル】
次回の「日曜日の初耳学」は5月9日(日)に放送する。天才・落合陽一に林修が直撃！コロナ禍、高齢化、人口減...厳しい日本の現状は「見方を変えればチャンス」という落合の考え方と頭脳に迫る。また、手軽に不用品をお金に換える「リユースショップ」のお得活用術も特集する。
「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
https://www.mbs.jp/mimi/
