"カツ丼難民"林修も絶賛!「町中華のカツ丼」がおいしい納得の理由

日曜日の初耳学 復習編

2020/02/22 12:00

国民食とも言えるほど、性別や年齢を問わず広く愛されてきたカツ丼。2月16日放送の「林先生の初耳学」では、そんなカツ丼を3,000杯食べたという芸能界きっての“カツ丼フリーク”俳優の竹嶋宗也がスタジオに登場。おいしいカツ丼の見極め方を解説した。「究極は“町中華のカツ丼”」の納得の理由とは?

「そば屋のカツ丼」ならここがオススメ!
竹嶋によれば、おいしいカツ丼の見極めポイントは「カツをラードで揚げること」と「だしをしっかりとること」の2つ。揚げ油にラードを使うことでコクが増し、だしをしっかりきかせることで、香り高く風味のよい一杯に仕上がるという。
「この両方が当てはまる店は非常に少ない」という竹嶋に、カツ丼好きだが至高の一杯に出会えていない"カツ丼難民"の林修先生も「わかる!」と納得顔だ。
だが、竹嶋によると東京・葛飾区の「そば処 水元やぶ」では、カツ丼のためにロース肉を丸1本仕入れ、天ぷらなどで使う油とは別にラードを用意し、カツを揚げているという。カツに並々ならぬ力を注いでいるのだ。
もちろん、だしは丁寧にとったそば屋さんならではのかおり高いかつおだし。竹嶋も「これがそば屋さんのカツ丼の中で最高においしい一杯です」と太鼓判を押す逸品だ。

カツの味が変化する!"かけカツ丼"とは?
一方、お肉を専門としているとんかつ専門店では、カツ丼よりも、とんかつの仕上がりによりこだわるお店が多いという。実家がとんかつ専門店だったというゲスト・川合俊一も、「(とんかつは父親が作り)カツ丼は僕か母親に任せてた」と"とんかつ屋目線"でうなずく。
そんな中、東京・四谷で大正時代から続く老舗「とんかつ鈴新」では、とんかつ専門店ならではの"かけカツ丼"が人気を呼んでいる。
カツを出汁で煮込まずにサクサクの状態のままご飯に載せ、あとからつゆをかける。そうすることで、揚げたてサクサクからつゆが浸み込んで柔らかくなっていくまでのカツの味の変化も楽しめるのだ。
自分でも作るほどカツ丼が好きだという大政絢は"かけカツ丼"に興味津々。「(家でも)やってみたいです。逆に簡単に見えますよね」と見入っていた。

町中華のカツ丼が美味しい理由
カツ丼を3,000杯食べてきた竹嶋が"究極のカツ丼"と表現するのが、「町中華のカツ丼」だ。
町中華とは、地域にある個人経営の中華料理店のこと。町中華で「カツ丼」を発見したならしめたもの。「町中華に入ってカツ丼があった場合、非常にハズレが少ないです」と竹嶋は言う。
町中華のカツ丼がおいしい理由は大きく2つ。1つは「油」だ。中華料理では、下ごしらえとして食材をなんでも油通しする。そのため、油に野菜や肉の風味やうま味が凝縮されている。「その油でカツを揚げるため、とんかつ屋さんとはひと味違う、香ばしいカツ丼になるんです」と竹嶋。
そしてもう1つの理由は、カツを煮込む「つゆ」。カツ丼はかつおだしのきいたつゆでカツを煮て卵でとじて作るが、町中華ではそこに、豚や鶏ガラのうまみがつまった中華スープが加わる。
スタジオには、東京・浅草にある町中華「やよい」のカツ丼が登場した。「やよい」はカツ丼が看板メニューのひとつで、ファンも多い。
どんぶりが行き渡ると、ゲスト陣全員が「すっごくいい香り!」と大はしゃぎ。試食中も、ハライチ・澤部佑が「スタジオ試食史上一番うまい」と感動の声を上げれば、林先生も「卵とカツのバランスが絶妙なうえに風味がふわっとくる」と大絶賛。
その後は誰ひとり口を開かず黙々と食べるスタジオの面々に、大政は「こんなに食べ続けてることないですよ」と苦笑いを浮かべていた。

     ◇

次回の「林先生の初耳学」は2月23日(日)に放送する。町中華の名店を見分ける絶品"かた焼きそば"不動のトップ3を紹介するほか、"フリーペーパー"フリーク芸人も登場。また、"サッカー代表選手が憧れる世界で唯一の仕事"を中島健人が解説する。【動画】

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
博学で知られる林先生でさえ知らなかった知識を"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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