林修が高学歴ニートと激突!君たちはなぜ働かないのか

日曜日の初耳学 復習編

2019/01/17 18:30

大学生の就職率が過去最高の98%といわれるなか、慶大、早大、東大など輝かしい学歴を持ちながら定職についていない〝高学歴ニート〟たち。好きな仕事じゃないと働きたくない、いい大学を出たのにいい人生が送れていない…と世の中を斜めに眺めて不満を募らせる彼らが、「林先生が驚く初耳学!」でくすぶる心の内を吐き出した。そんな彼らを体当たりで受け止めた林先生の授業が話題だ。

親のスネはかじれるならかじれ
「一回きりの自分の人生をどう使うかは基本的には自由。だから、他人に迷惑をかけていないのであれば、ニートはダメだと言う考え方は全くない」と基本的な考え方を示した林先生。さらに、批判もあるであろう個人的な意見であるとを前置きした上で、「特に上位クラスの生徒には、親のスネはかじれるならかじれと言うんです」と発言し、ニートたちを驚かせた。「本人と両親が納得している関係なら、親のスネをかじることは何の問題もない」と語る。
林自身も「子どもには"俺のスネをかじれよ"と思っている」そうで、「親になって思うが、人は平等だよと口では教えるが、自分の子どもが有利になるようにとことん頑張るもの。友人の人気プロデューサーから聞いた話だが、彼が高校時代に父親に呼ばれてヘソクリの場所を教えられたのでこれはここから使えということだと理解しお金を取ると、毎回必ずお金が補填され元に戻っていたんだそう」。その父親の気持ちが今は痛いほどわかるという林は、「親として自分の子供が他人に迷惑をかけると困る。迷惑をかけるんだったら世の中に送り出した俺にかけてくれと思うものだ」と大きく共感したという。

仕事ができる人の条件はこの2つ
高学歴なのに仕事で優遇されることもなく、思ったような人生が送れていない...と世の中の理不尽さを嘆くニートからは、「できる人とできない人の差はどこにあるのか?」という直球の質問も。林先生は、「社会で働くようになると、たくさんの問題を解かなくてはならない。テレビの仕事なら視聴率をどう上げるか、予備校講師ならどうやって受講者を増やすのか。そんな時に要求されるのは、解決する力と創造力...この二つ。どちらかの能力を持っていれば"できる人"と評価される。学歴は関係ない」とキッパリ。さらに、高卒ながらも想像力を武器に不況といわれるアパレル業界で新しいビジネスモデルを作り大成功したZOZOTOWN前澤社長の例えを挙げた。

やりたい事より、できる事
「好きな仕事でないと働きたくない」と収入や休日の数などの条件が見合う仕事がないことを嘆くニートに対しては、「"好き、嫌い"と"できる、できない"、どちらの軸で考えるかが人生の大きな分かれ目だと思う。この場合の"できる"とは、多くの他者が認めてくれる"できる"のことで、僕はこちらの軸の方が大事だと思う」という林先生。さらに、「やりたい事、好きな事というのは"偶然"だと思っている。人間の願望というものは、環境や情報など外部の要因で出会うものだが、"できる"というのは偶然ではなく"必然"。(自分は)決して好きなことではないが、周りが"できる"と認めてくれる予備校講師の仕事を続けたてきたが、結果うまくいかなかったことや悩んだことは何ひとつない」と自身の経験を語った。

「林先生が驚く初耳学!」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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