あなたの足の親指、90度以上曲がる?それとも曲がらない?曲がるという人、実は「浮き指」かもしれない。耳慣れないこの言葉、実は放っておくと「腰痛」や「下半身太り」になる可能性があると言う。滝川クリステルと学ぶ「教えてもらう前と後」では、この「浮き指」の原因と予防改善法など、ヘルスケアに役立つ情報をお届けする。
腰痛や下半身太りの原因は足の親指にあり
女性の悩みで必ず上位にランクインする「下半身太り」。この下半身太りや腰痛になるかどうかのカギを握っているのが、実は足の親指が「浮いているかどうか」なんだそう。そんな「浮き指」について教えてくれるのは、柔道整復師でカサハラフットケア整体院の笠原巖院長。浮き指とは、歩くときに指先が地面につかないで足の付け根に体重をかけて歩いてしまうこと。この浮き指がひどくなると、足の指が全て反り返ってしまうこともあるんだそう。健康な人の足は、かかとから指先まで平均的に力がかかっているのに対して、浮き指の人は指に圧力がかかっておらず浮いている感じ。
日本人女性の3人に1人が浮き指
笠原先生によると、日本人女性の3人に1人、男性は2人に1人が浮き指だという。ではなぜ浮き指だと下半身太りにつながるのだろう。
健康な足は、指先と指の付け根、そしてかかとの3箇所で体を支えているのに対し、浮き指の人は、指の付け根とかかとの2箇所だけ。そのため、自然と重心が後ろにかかりやすくなり、上半身はそのバランスをとろうと前傾姿勢になる。これが、下半身太りの大きな要因。2点で体を支える浮き指は、健康な人と比べると歩くときに足裏にかかる衝撃が体重のおよそ3倍と言われている。そのためスネや太ももに必要以上の力がかかってしまい、余分な筋肉が発達してしまう。その筋肉への負担を和らげるべく脂肪を蓄えようとして下半身が太くなってしまうというワケ。しかし、怖いのは下半身太りだけではないと笠原先生は言う。「首の痛みや肩こりに腰痛。そして巻き爪などを引き起こす場合があります」
1日5分の浮き指改善法
では、一体、どうすれば浮き指を改善できるのだろう。笠原先生が、1日5分で浮き指を改善に導く「グーパーリハビリ運動」を推奨してくれた。
これを繰り返したあと左右に回し、反対も同様に!
この「グーパーリハビリ運動」を1日5分、2週間毎日試してみると、運動する前に比べて指が床につくようになるなど、改善が期待される。ただし、痛みを感じたらすぐに中止するなど、無理はしないでください。
「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。