激落ち石けんから人気漫画アシスタントまで! 刑務所のスゴイ実力

5分で読める!教えてもらう前と後

2018/06/28 16:21

軽くこするだけで頑固な汚れを落とすと評判の洗濯石けんが実は刑務所内で作られていた……。6月26日放送の「教えてもらう前と後」では、受刑者たちが刑務所内で作っている商品や人気漫画のアシスタントとして働く作業現場を紹介。知られざる刑務所の世界とは。

レジェンド松下も興奮の大人気刑務所商品

「汚れおとしのスーパースター」と書かれた青い石けん、その名も「ブルースティック」。主婦の間で話題になっているこの石けんは、軽くこするだけで、ワイシャツやスポーツウェア、スニーカーなどの頑固な汚れを落とす、部分汚れ専用の石けんだ。このブルースティック、一体どれほどすごいのだろう。
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実演販売で1億円を売る"レジェンド松下"が、服の汚れに悩んでいる女性たちの前で実演を行った。「正直いってめちゃくちゃ落ちます。」と興奮気味に語る松下が、ワイシャツの襟元についた頑固な黄ばみに直接ブルースティックを塗りこむ。「これまで落ちなかった汚れがこするだけで......。ほら、もう落ちてきているのがわかります?」と言いながら、松下は女性たちにそのパワーを見せつける。すると、襟汚れがスッキリきれいになっていく様子を見た女性たちが口々に、「消しゴムみたい!」「うわ!薄くなってる!」と歓喜の声を上げた。さらに、主婦泣かせの泥汚れ落としにも挑戦する松下。もちろんこちらも、難なく簡単にスッキリきれいに。評判通り、驚異のパワーを見せつけたブルースティック。気になるお値段は、3本セットでなんと270円。

ブルースティックの存在について滝川クリステルから「知っていますか?」と聞かれたゲスト陣。唯一知っていたヒロミは「確かに知っていたけど、作っていた側じゃないから!イイっていうのは聞いたことありますよ。汚れが落ちるっていうので」

激落ちで大人気のブルースティック、表示されている製造元には、矯正協会(横須賀)とある。記載住所へ向かってみると、横須賀刑務支所に到着。特別な許可をもらって、看守長・角川恵美子さんの案内のもと中へ。すると、本当に受刑者がブルースティックを作っていた。
なぜこんなに汚れが落ちるのか......。
「汚れ落ち効果を高めるケイ酸塩をどのように配合するかは企業秘密です」と角川さん。さすが刑務所。機密は簡単に表に出さないようだ。

人気漫画「浅見光彦シリーズ」に受刑者が参加

山口県で官民が協働運営している刑務所「美祢社会復帰促進センター」では、漫画家のアシスタントとしてマンガの背景を描いている受刑者がいる。依頼主は「浅見光彦シリーズ」のマンガを書いている、地元・美祢市出身の漫画家・苑場凌(そのばりょう)さん。「1から絵を描くのではなくて写真をベースに絵を描くのだったら、彼らでもある程度できるんじゃないかなと。」

受刑者たちが行っているのはパソコン上で写真を線でなぞっていくトレースという作業。絵を描いたことがない人でも練習を積み重ねることでだんだん上達していくのだ。こうして苑場さんは、自分のアシスタントとして12人の受刑者を正式に採用している。このように、漫画の世界にも受刑者が参加していたという驚きの事実。刑務所は我々が知らない未知の空間だったのだ。

「教えてもらう前と後」はMBS/TBS系で毎週火曜日よる8時放送。
政治・経済・健康・アート・歴史など毎回その分野のスペシャリストが登場し、決定的瞬間を教えてくれる。
「知のビフォーアフター」が体感できる番組。

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