「京都紋付」四代・荒川徹 #437 2025年01月12日(日)放送


日本の礼服とされてきた紋付。家紋の入った漆黒の着物です。
今回の主人公は、京都市中京区にある「京都紋付」四代 荒川 徹さんです。
紋付を染め続けて110年、荒川さんは、黒く染めることを追究してきました。
染めの仕事は、真っ白な反物を、水につけることから始まります。染めの命は地下水。「京都紋付」のある壬生は、古来より"水が生まれる場所"と呼ばれてきた場所です。
荒川さんは、深黒加工という技術で黒を表現します。「黒に袖を通した時の不思議な力、その背景にある文化を伝えたい。うちには"黒い血"が流れているんです」。
しかしいま、この伝統的な紋付の存在が危機に瀕しています。
紋付を新調する人は、花街の芸妓や歌舞伎役者が大半で、利用者の分母が少なくなっているのです。
荒川さんは紋付を残していくために、新たな挑戦を始めました。
それは「洋服の黒染め」。汚れなどで着られなくなった洋服を黒く染めることで、もう一度新たに着用できる服として生まれ変わらせるのです。
現在100社以上のアパレルメーカーと契約、革新は次の世代へと受け継がれ、息子・優真さんは海外展開を行うまでに。有名なアパレルブランドとコラボレーション、世界に通用する「黒」を表現しています。さらにタグにQRコードを付け、注文者が黒く染めた時のイメージ画像を見られるような仕掛けも考案しました。
「染め替えという概念を世の中に作りたい。」
その奥にある紋付の文化、黒染めの文化を後世に。
荒川さんの黒染めへの想いと、新しい取り組みに迫ります。
【INFORMATION】
●「京都紋付」ホームページ
http://www.kmontsuki.co.jp/
今回の主人公は、京都市中京区にある「京都紋付」四代 荒川 徹さんです。
紋付を染め続けて110年、荒川さんは、黒く染めることを追究してきました。
染めの仕事は、真っ白な反物を、水につけることから始まります。染めの命は地下水。「京都紋付」のある壬生は、古来より"水が生まれる場所"と呼ばれてきた場所です。
荒川さんは、深黒加工という技術で黒を表現します。「黒に袖を通した時の不思議な力、その背景にある文化を伝えたい。うちには"黒い血"が流れているんです」。
しかしいま、この伝統的な紋付の存在が危機に瀕しています。
紋付を新調する人は、花街の芸妓や歌舞伎役者が大半で、利用者の分母が少なくなっているのです。
荒川さんは紋付を残していくために、新たな挑戦を始めました。
それは「洋服の黒染め」。汚れなどで着られなくなった洋服を黒く染めることで、もう一度新たに着用できる服として生まれ変わらせるのです。
現在100社以上のアパレルメーカーと契約、革新は次の世代へと受け継がれ、息子・優真さんは海外展開を行うまでに。有名なアパレルブランドとコラボレーション、世界に通用する「黒」を表現しています。さらにタグにQRコードを付け、注文者が黒く染めた時のイメージ画像を見られるような仕掛けも考案しました。
「染め替えという概念を世の中に作りたい。」
その奥にある紋付の文化、黒染めの文化を後世に。
荒川さんの黒染めへの想いと、新しい取り組みに迫ります。
【INFORMATION】
●「京都紋付」ホームページ
http://www.kmontsuki.co.jp/