京人形司・三宅啓介 #54 2017年05月21日(日)放送

雛人形や五月人形を手掛ける京人形司・三宅啓介さん。
京人形は分業制で、顔を作る頭師、手足を作る手足師などに分かれ、三宅さんは全ての部材を組み上げ衣装を着せる着付師といわれる職人です。

西陣織の生地を数百のパーツに裁断・縫製し、人形に着せつける丁寧な仕事は京人形ならでは。そんな三宅さんが今力を入れているのが「甲冑バッグ」という新しいジャンルです。
五月人形の甲冑作りに用いられる縅(おどし)と呼ばれる紐の組み方を取り入れ、日本の伝統美と新進気鋭のモダンさが共存。かばんの新しい可能性を感じさせる商品となっています。

また三宅さんは、世界の見本市にも積極的に出品。新しいクールジャパンの創造と京人形の可能性を追求しています。番組ではそんな三宅さんの生き方を紹介。またひとり、京都から一歩先に行く職人が生まれました。

【INFORMATION】
京人形み彌け
〒611-0042 京都府宇治市小倉町南堀池103−53

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