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『1枚100万円超』で取引されるレアモノも「ポケモンカード」の価格が高騰しているのはなぜ?

2021年10月19日(火)放送

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子どもから親世代まで幅広い人気を集めているポケモンカード。5枚セット165円で販売されていますが、珍しいカードの場合、想像を超えるような高値で取引されることもあります。なぜ、価格が高騰しているのでしょうか。その背景に迫りました。

大人から子どもまで人気の「ポケモンカード」

カードを手に、真剣な表情で戦略を立てる参加者たち。神戸・三宮のトレーディングカード専門店「ミント」では取材に訪れた日、ポケモンカードを使った大会が開催されていました。
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(大会に参加した子ども)
「(Qポケモンカードしていて楽しい?)楽しい」
(大会の参加者)
「判断ミスで、相手も強かったんですけど負けてしまって、すごく残念です。次回こそは絶対に優勝です」
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子どもだけでなく、大人にも人気のポケモンカード。通常、5枚セットだと165円(税込み)で販売されていますが、店の棚には1枚で25万円、50万円するカードやプレミアが付き、1枚で100万円を超える取引価格になる高額なカードも並んでいました。

人気高まる中…窃盗被害を受けるトレカ専門店も

大阪・日本橋のトレカ専門店「Bee本舗大阪本店」。9月14日に店内を映した防犯カメラの映像には、赤い服を来た男がおもむろに商品を手に取る様子が撮影されていました。商品を手に取った男の右手はいったんカメラの死角に入りますが…。
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再び男の手が見えた時には、手に商品はありませんでした。男はその後も同様の動きを繰り返して、何食わぬ顔で店を後にしました。店の店員が、本来あるはずの商品が少なくなっていることを不審に思い、防犯カメラを確認したところ、万引きの被害を受けていることが判明したということです。
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店によると、盗まれたのはポケモンカードやカードケースなどで、被害額は約2万円に上るということです。警察は窃盗事件として捜査しています。被害を受けた「Bee本舗大阪本店」の副店長は次に様に話しています。

(被害を受けた「Bee本舗大阪本店」 副店長)
「移転して、やっと僕たちもこれから頑張ろうというタイミングだったので、本当にショックですね。盗んだ人が見つかるのであれば、見つかるといいなと」

記者持参のカードを査定 流通量少ない商品には高値が

どんなカードだと高い値段が付くのでしょうか。記者が番組スタッフの子どものカードを10枚借りて、試しに査定をしてもらいました。

(トレカ専門店「ミント」 店員)
「エモンガのカードが200円。イラストレーターの長場雄が描いたピカチュウのカードが500円。パルキアのカードが1200円」
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驚くような価格のカードはまだありませんが、ピカチュウが描かれたキラキラと光るカードを目にした瞬間、店員の表情が一変しました。

(トレカ専門店「ミント」 店員)
「すごくいいカードですので、びっくりしました」

10枚の合計買い取り金額は…。
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(トレカ専門店「ミント」 店員)
「9万1100円となります。緑のポンチョを着たピカチュウが描かれたカードが1枚3万円、黒のピカチュウのカードが1枚4万円となっています。2点の商品が非常にお値段が付くカードになっておりまして、約5年前に『ポケモンセンタースカイツリータウン』のオープンの際に記念として発売されたスペシャルボックス内に封入されていたカードでございます」

流通量が少ない限定の商品で、かつ人気のキャラクターが描かれているカードには、高額な値段がつくようです。

5枚165円で販売のカード 記者が実際に購入してみた

ポケモンカードは中身がわからない状態で公式販売されています。その中にはまれに高額なカードが入っている可能性があり、『宝くじを買う感覚』で記者も購入しようとしましたが、人気がありすぎてどこも在庫不足のようです。それでも、日本橋のトレカ専門店を5店舗まわってようやく見つけることができ、3パックを購入しました。

購入したパックの中身を見てみると、キラリと光るカードが1枚入っていました。買い取り金額はいくらになるのか、期待が膨らみます。495円で購入した3パック15枚の査定結果は…。
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(トレカ専門店「Bee本舗大阪本店」 店員)
「こちらが50円とこちらが1円。(他のカードと)まとめて1円ということで、まとめて52円の買い取りになりますね」

期待のキラキラカードはわずか1枚で50円。水色のカードが1枚1円、そのほかのカードは13枚まとめて、たった1円の評価しかつきませんでした。

価格高騰のきっかけは“ユーチューバー”

流通量が少なく希少価値が高い『レアカード』の取り引き価格が近年、高騰するのはなぜなのでしょうか。その背景について、ポケモンカード専門家の後藤寛さんは「ユーチューバーの皆さんが紹介したことによって一気に広まった」ことが要因だと話しています。

約5年前に「1箱60枚入り500円」のカードセットの販売が始まりました。ワンコインでカードバトルができるとあって、ユーチューバーたちがこぞって取り上げたことから人気が急上昇。その結果、値上がりを期待して購入する人たちが一気に増加し、価格高騰へと繋がったというのです。
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(ポケモンカード専門家 後藤寛さん)
「プレイヤーさんが増えていくと、欲しいカードも需要がどんどん高まっていって、カードの価値も上がり、そういうのが続いていってどんどん高騰の波に乗っていったというかたちですね。2019年~2020年あたりにかけてそこに投資家も入ってきたことによって、さらに(価格の)天井が上がっていったという。これから先、一時期下がることがあっても、長い目で見るとどんどん高騰していくと私はみています」

投資家も目をつけたポケモンカード。価格の高騰はいつまで続くのでしょうか。

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