2025年03月19日(水)公開
ひたすら試してランキング『トースター』同じパンを焼いているのに...風味に"差"が出る第1位とは?「機能性」と「応用性」に加え個性豊かな仕上がりにプロも高評価連発【MBSサタデープラス(サタプラ)】
編集部セレクト
世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「トースター」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
“パンのポテンシャル”を引き出せているか徹底チェック
今回は、最新型の「トースター」16種類を比較。チェックポイントは、1.焼き上がりの速さ 2.焼きムラの少なさ 3.トーストの味 4.機能性 5.応用性 の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
審査には、東京・高輪の超人気ベーカリー「ブーランジェリー セイジアサクラ」のオーナーシェフ・朝倉誠二さんが協力した。「熱とパンの関係はすごく複雑」と朝倉さん。パンを焼くと表面に香ばしさや風味が出るが、トースターに焼きムラがあると香りや食感に大きな差が生まれてしまう。そこで、トースターが最適な熱加減で“パンのポテンシャル”を引き出せているか、日本を代表するパン職人がチェックした。
また、「機能性」「応用性」部門には、家電の専門家・神原サリーさんも参加。それぞれに備わった最新機能と、トースト以外の調理について審査してもらった。
忖度なしにひたすら「トースター」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】トーストがサクふわに!『はずせるとびら』でお手入れが簡単な点も高評価
第5位は、象印マホービンの『オーブントースター EQ-JA22』(税込21,780円 ※番組調べ)。
焼き上がったトーストを食べた朝倉さんは、「サクふわですよ」と軽い食感を絶賛。まさに大事にしたのはこの“サクふわ食感”だそうで、あえて焦げ目のつかない温度帯にとどめる独自の焼き方によって、サクッとする層を厚くしているという。また、『はずせるとびら』機能により、前の扉を完全に取り外すことができるので、お手入れが簡単にできるのも高評価だった。
【4位】揚げ物を温め直す『リべイク機能』が超優秀!
第4位はシャープの『ウォーターオーブントースター ヘルシオ トースター』(税込33,000円 ※番組調べ)。
スチームで加熱するタイプの『ヘルシオ』は、100℃を超える過熱水蒸気が食パンを包み込んで、裏面まで均一な焼き加減に。焼き上がりのスピードも速く、表面はカリカリに仕上がる。
特に圧巻だったのが、1位となった「機能性」。揚げ物を温め直す『リべイク機能』が超優秀で、「揚げたてより油を落とすからよりヘルシーなんですよ」と神原さんのお墨付きも。天ぷらはサクッとした揚げたてのような食感に戻り、カレーパンも中のふんわり感と衣のサクサク感が復活する。朝倉さんも「かなり揚げたてに近いんじゃないですか」と感心した。
【3位】熱風で加熱する『コンベクション』でおいしいピザトーストに!
第3位は、タイガー魔法瓶の『コンベクションオーブン&トースター<やきたて> KAV-A130』(税込27,800円 ※番組調べ)。
熱風で加熱する『コンベクション』の技術は、チーズの調理に最適。パンをピザトーストにアレンジして焼き上がりをテストした「応用性」のチェックでは、熱風が食材を包み込むように焼き上げ、パンはふっくら、チーズはカリッとした食感に。一同からも「おいしいですね~!」と好評だった。
さらに『冷凍切替」ボタンを押すと常温と冷凍を切り替えることができて、冷凍パンもサクサクに戻せる。清水アナは「私も冷凍することが多いので、ものによって選べるのはかなり大きいです」と「機能性」の面でも高く評価した。
【2位】自慢の『サラマンダーモード』でプロ顔負けの焼き上がり
第2位は、バルミューダの『BALMUDA The Toaster Pro』(税込38,500円 ※番組調べ)。
1秒ごとに庫内温度を測ってヒーターを適温に調節し続け、スチーム機能で素早く焼き上げる。さらにメーカー独自の仕上げ焼き機能『サラマンダーモード』によって、トーストにはきれいに端まで焼き色が付き、「焼きムラの少なさ」部門では見事1位となった。
「トーストの味」についても、朝倉さんは「カリッとした表面の層が厚いけど焦げていない。すごく歯切れも食感も良くて、口の中がカスタネットですよ!」とその絶妙な味わいを表現した。
またパンだけでなく、調理でもプロ顔負けの焼き上がりを目指したそうで、ピザトーストにアレンジして検証した「応用性」も1位に。自慢の『サラマンダーモード』でチーズに香ばしい焼き目が付き、見た目も味わいもプロのように仕上がった。
【1位】同じパンなのに「なんで味が違うの!?」とプロも仰天
そして第1位は、パナソニックの『オーブントースター ビストロ NT-D700』(税込27,720円 ※番組調べ)。
同じパンを焼いているのに風味に差が出て、清水アナは「半端ない!」、朝倉さんも「なんでこんなに味が違うの!?」と思わず仰天!プロも衝撃を受けたその秘密は、7200通りのパターンから加熱方法を自動で選択して焼き上げる『インテリジェント制御」機能。同じパンでも小麦の風味がより引き立ち、外はサクッと香ばしく、中は熱々ふんわりに仕上がった。またトーストの焼きムラもなく、朝倉さんも「きれいですね~」と満点評価を付けた。
さらに、家電のプロ・神原さんイチ押しの機能が『焼きいも』モード。まるで焼きいも専用機で焼いたような仕上がりを一同が大絶賛した一台が激戦を制した。
パンを焼くことはもちろん、機能性や応用性、味の仕上がりにも個性が出て、プロも高評価連発となった「トースター」の調査。今回のランキングを参考に、どこのポイントにこだわるかによって毎日使う一台を選んでみては。
(MBS/TBS系「サタデープラス」2025年3月15日(土)あさ7時59分~放送より ※掲載した価格は取材時点のものです)
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