2025年03月12日(水)公開
ひたすら試してランキング『カップうどん』1位は「たたずまいが違う」歴史に残る最強うどん!和食のプロが「天才」と唸る大阪名物『かすうどん』も【MBSサタデープラス(サタプラ)】
編集部セレクト
世の中のありとあらゆるものを忖度なしに検証し、独自ランキングを紹介するMBS「サタデープラス」の『ひたすら試してランキング』。MBS清水麻椰アナウンサーが「カップうどん」を徹底調査。ひたすら試してわかった、“サタプラ的おすすめベスト5”を発表した。
「カップに全部閉じ込めている…どう試行錯誤しているか」ミシュランも認めるプロが審査
今回は、カップ麺の一流メーカーがイチオシする「カップうどん」13種類を比較。チェックポイントは、①コストパフォーマンス ②麺の味 ③つゆの味 ④具の満足度 ⑤全体の味の5項目で、各項目10点満点の合計点で総合ランキングを決定した。
審査に協力してくれたのは、5年連続でミシュランガイド三つ星を獲得する京割烹の名店「祇園さゝ木」の佐々木浩さんと、コシが強く食べ応え抜群の麺を活かしたうどんを手掛け、7年連続でミシュランガイドのビブグルマンに選ばれる東京・高円寺「さぬきや」の近藤康浩さん。
カップうどんについて、「湯を注いだカップの中に全部を閉じ込めている訳ですから、麺の塩味や出汁との絡み…ここを各社がどう試行錯誤してるのかが見ものですね」と佐々木さん。一方、近藤さんは「やっぱりうどんといえば麺が主役。コシ・歯切れ・表面のみずみずしさなどがポイントかなと思います」と語った。
忖度なしにひたすら「カップうどん」を徹底調査。買って失敗しない、おすすめベスト5とは!?
【5位】超モチモチ生麺と具材・つゆのハーモニー「驚くほどうまい!」和食のプロが驚愕
第5位は、寿がきや食品の『小さなおうどん とろろ昆布』(税込181円 ※番組調べ)。
国産小麦粉を100%使用した麺は、超モチモチな食感がクセになる生麺タイプ。具材として、北海道産昆布・あられ・ネギが入っていて、佐々木さんは「ネギがおししい。とろろも出汁にコクが出るし、なんといってもあられの香りがすごくいい仕事をしている」と称賛した。そこへかつおベースの和風スープが合わさると「全体の味」はさらにグレードアップ。佐々木さんは「驚くほどうまい!」と驚愕し、近藤さんは「ぷるっとした麺と、昆布の優しめのだしがすごく求める味なのかな。昆布が後に残るのがやっぱりいいんですよ」と何度も食べたくなる味に感心した。
【4位】「麺の味」部門で堂々の1位!長年愛される大定番に一同「さすがです」
第4位は日清食品の『日清のどん兵衛 きつねうどん』(税込254円 ※番組調べ)。
発売は1976年という、カップうどんの定番中の定番。「麺の味」部門では堂々の1位に輝いた。実は、麺は三層構造になっていて、コシが強く粘り気がある麺をつゆが絡みやすい麺で挟んでいる。そのため、お湯を注ぐだけで生麺のようなモチモチの食感に。清水アナも「これぞうどん!」、近藤さんも「麺がやっぱりいいですよね」、佐々木さんも「のどごしも最高。ツルツルと入ってくる」と絶賛。改めて一同は「さすがです」と、長年愛される味を称えた。
【3位】特大かき揚げのエキスがつゆの味を底上げ!「すごく研究して作ってる」
第3位は、日清食品の『日清のどん兵衛 鬼かき揚げうどん』(税込254円 ※番組調べ)。
玉ねぎにショウガのアクセントが効いた特大かき揚げがインパクト抜群。サクサク衣とシャキシャキ玉ねぎの食感のコントラストも絶妙で、プロは味のバランスもいいと高く評価した。そんなかき揚げのエキスが、かつおの香りを効かせたつゆに加わることで全体の味を底上げし、おいしさがさらにアップする。清水アナは「かき揚げから味が出ていけば出ていくほど味がまた変わっていくので、最後まで飽きなさそう」と納得の様子で、近藤さんも「すごく研究して作ってるな」と感服した。
【2位】まるでお店のかすうどん!プロも「天才」「通天閣の下で食べてるみたい」
第2位は、ヤマダイの『ニュータッチ 大阪かすうどん』(税込159円 ※番組調べ)。
「かすうどん」とは大阪の定番メニューで、牛ホルモンを揚げた「油かす」が入ったうどんのこと。つゆは牛のエキスをベースにかつおと昆布のだしを合わせて、こってりしながらもクリアな後味に。近藤さんも「お店で作ったかと思うほどの再現度」と舌を巻き、「つゆの味」部門1位となった。麺はちぢれ麺で、国産小麦粉を100%使用。つるりとした歯ごたえとモチモチ食感を出している。さらに、麺がポイントと語っていた近藤さんは、つゆとよく絡むだけでなく、独特の食感が楽しめるちぢれ麺を「おもしろい」と高く評価した。そんな麺とつゆに特製の揚げ玉、とろろ昆布など具材を加えた「全体の味」は、近藤さんも「計算でこれを作っていたら天才」、佐々木さんも「通天閣の下で食べてるみたい」とうなり、「つゆの味」「全体の味」部門の2冠を達成した。
佐々木さんは、この『ニュータッチ 大阪かすうどん』のアレンジとして、XO醤とキムチを入れることを提案。牛のうま味たっぷりのつゆをより濃厚にしながら、キムチの酸味で後味すっきりの、ひと味違ったかすうどんが楽しめる。
【1位】まさに別格の1杯!カップめんの域を超えた「歴史に残る」最強うどん
そして第1位は、日清食品の『日清の最強どん兵衛 きつねうどん』(税込302円 ※番組調べ)。
「うまさ別格」をコンセプトにした『最強どん兵衛』。麺は通常のどん兵衛よりも太い極太うどん、ベースとなる出汁も2種類から6種類に。丸大豆を100%使用した揚げは通常の約2倍の厚さと全てが別格で、「具の満足度」は1位となった。また、ほかの味に関する項目もすべて10点満点で、まさに最強のカップうどん。近藤さんは「たたずまいが違いますもんね」、佐々木さんも「すべてが贅沢。カップ麺でここまでのクオリティを高めてくるっていうのは素晴らしいと思います」と称賛し、清水アナも「カップめんの域を超えてる。本当に歴史に残るカップうどん」と大絶賛した逸品が総合1位に輝いた。
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