『推しといつまでも』は、
長年心に秘めながら、推し本人に伝えてこなかった熱い思いや感謝の気持ち。
番組ではそれを伝えるきっかけの場となるように様々な企画に挑戦!
今までありそうでなかった歓迎型ロケバラエティ!
毎週月曜よる10時放送の『推しといつまでも』(全国ネット MBS/TBS系)の特別企画として、<読む『推しといつまでも』>というコラム企画を期間限定で実施します!様々な業界で活躍する著名人の方が、番組を放送前に見て、率直な感想をコラムとして執筆。初回は、様々なジャンルで大活躍中のお笑いコンビ、ラランドのニシダさんが担当です!
ダチョウ俱楽部編 (ラランド ニシダ)
不思議なお仕事。まだオンエア前の番組をこっそり見させてもらって、何か感想を書くというお仕事。最近は小説を書くなどして執筆のお仕事もしているけれど、それにしても特殊なお仕事。一度ラジオでお話をしたことがあるディレクターさんからのお声がけだったこと。そしてわたしのマネージャーがHey!Say!JUMP大好き、有岡さんの大ファンだったのでお受けいたしました。彼女と同棲する部屋にHey!Say!JUMPグッズを置くスペースを作っている男です。
はじめまして、ラランドのニシダと申します。芸人です。Wikipediaはアンチがちょくちょく荒らすのであまりアテになりません。軽く自己紹介を致しますと大学を二度退学、親と不仲、若干の薄毛(治療中)、太り気味、そんな人間です。アンチはこれ以上わたしのWikipediaを荒らさないでほしい。素の経歴がすでに十分荒れているので。
『推しといつまでも』推しが家にやって来ることを告げられたファンがどんなおもてなしを準備するのか、そして当日推しがやってくる日まで密着する番組。
今回はダチョウ倶楽部のファンの女性のお家に肥後さんとジモンさんがやって来る。
芸人をやっているわたしが、大先輩であるダチョウ倶楽部さんの出演する番組を見て感想を述べるなんてことがとても烏滸がましいことだというのは重々受け止めて、書きたいと思います。お付き合いください。
シンプルな感想として、推しを目の前にしてテンションが上がるファンの人と、そんなファンを目の前にして若干狼狽しつつも嬉しく思う芸能人が同じ空間にいるというのがまず面白い。見ている間、自然と笑顔になってしまう。おもてなしをする上で料理は欠かせないけれど、グルメなジモンさんを喜ばせられるのかをずっと気にしているのも非常に良かった。スタジオでは、もはやジモンさんが仮想敵のようだった。
ダチョウ倶楽部さんが来る前にまつげパーマに行きたいというファンの杏奈さん。
わたしは前述の薄毛治療で薬を飲んでいるのですが、その副作用でまつ毛がめちゃくちゃ長い。まつげパーマも経験済み。たしかにあれ、めっちゃテンション上がる。ちなみにわたしはまつげパーマの中でも、パリジェンヌラッシュリフトをしています。大学を二度退学、親と不仲、若干の薄毛(治療中)、太り気味のパリジェンヌラッシュリフターです。
杏奈さんはダチョウ倶楽部さんを好きになってから一年ほど。上島竜兵さんが亡くなってから、本格的に応援するようになったそうだ。
わたしもそうだけれど、やはりファン歴というのは悩ましく思ってしまうものだ。
自分のファンの人に「ファン歴はまだ浅いんですけど」なんて言われたって、ファンであることに変わりはないし嬉しいものだ。けれど自分が誰かを推す立場になった途端、ファン歴の浅さは後ろめたさを伴って纏わりついてくる。好きに優劣なんて無い。各々に好きになった過程があって、独特な目線があって、好きにならざるを得なくなるような理由と人生がある。
そう分かっていて、古参のファンと自分を比べてしまう。杏奈さんも新参の自分の家にダチョウ倶楽部さんが来て良いのだろうかというようなことを口にする。
そんな杏奈さんに相対するダチョウ倶楽部のお二人がずっと優しい。杏奈さんの目を見つめて話す。
おもてなしまでの準備は杏奈さんがダチョウ倶楽部さんへの気持ちを整理する時間のようで愛おしい。その結果たどり着いたおもてなしの答えに正解も不正解も無く、他人を慎重に、深く思ってしたことは全てが美しい。そして今まで書いた全てのやり取りはずっと喜劇ベースで進んでいく。喜劇の強さと包容力が今回の番組を貫くテーマであるように、わたしには思えた。
そして最後に。わたしの文章をここまで読んでくれた方へ。この文章は番組を見ることで完結する文章だと思います。
決して自分の筆力の無さを卑下するわけでは無く、精一杯書いたからこそ皆様が番組を見ることが重要です。「推しといつまでも」、是非ご覧ください。
放送は、5月22日(月)よる10時~です。
■ラランドニシダ
お笑いコンビ「ラランド」のツッコミ。28歳。
趣味は読書で年間純文学を中心に100冊以上を読む。最近では講談社やKADOKAWAから、小説を発表するなど芸人をしながら執筆活動も積極的に行なっている。
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