"現代最強マーケター"森岡毅が明かす キャリアを成功に導く"3つの変数"

日曜日の初耳学 復習編

2022/06/01 22:00

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をわずか数年でV字回復に導くなど、数々の企業の再建を手掛ける驚異のマーケター・森岡毅さんが、5月29日(日)放送の「日曜日の初耳学」に出演。キャリアの築き方に悩む若者に熱い授業を繰り広げた。

■林先生との対談動画が250万回再生の大反響

森岡さんは、大きな関心を集めたUSJ復活劇の立役者のひとり。"ハリウッド映画のテーマパーク"だったパークのコンセプトを一新し、映画「ハリーポッター」シリーズや日本のアニメ・ゲームなどを取り入れた"いい所どり"のテーマパークに進化させた。

その結果、USJは劇的なV字回復を実現した。森岡さんが2021年11月に「日曜日の初耳学」に出演するとこちらも大反響。番組公式YouTubeにアップされた対談動画の再生回数は250万回を超え、いまだ増え続けている。

そんな森岡さんが今回、進路に悩む学生や社会人に熱のこもった授業を繰り広げた。子役出身の俳優・鈴木福や、フリーに転身したばかりの元フジテレビアナウンサー・久代萌美も参加した。

■<なりたい自分>より<なれる自分>

まず質問したのは久代アナ。「フリーアナウンサーとして、ライバルが多いバラエティ路線を行くか、以前からの憧れである報道キャスターの道を目指すか。自分の進むべき道がわからない」と打ち明けた。

「ずっと安藤優子さんのような報道キャスターになりたくて。一方で、自分が合っている、楽しいと思えたのはバラエティ番組だったんです」という久代アナ。森岡さんは「私の経験上、憧れる相手っていうのは"自分にないもの"を持っているからこそ憧れるんです。そしてここに大きな矛盾が生じるんですが、<なりたい自分>と<なれる自分>が一致しない」と指摘。

そして「成功している人って、その人の特徴が(業務に)ハマっているんですよ。これだけは例外がない。競争が激しくても、その中で自分の特徴をどう磨いていくかを考えた方が、勝算は高いんじゃないかと思います」と、自分が合っていると思える領域で頑張ることの大切さを訴えた。

■森岡流 キャリアにおける"失敗の選択肢"とは

続いて質問したのは、会社をどう選べばいいかわからないという就職活動生。森岡さんはまず「正解はたくさんあります。たくさんある中から、吉か小吉か中吉を一個引けばいいんです。それを大吉にするのは、入った後の自分自身なんですよ」とアドバイスした。

そして「失敗の選択肢はただ一つ、自分に合っていない職能にはまること。それ以外は全部正解です」と、ここでも強みを活かせる業務に就くことの重要性を熱弁した。

■キャリアを成功に導く3つの変数

局アナからフリーへ環境が大きく変わった久代アナからは「新しいところに目を向ける時、どういうところから情報収集しているのか」の質問も。森岡さんは、マーケターとして情報を得る際、まず「自分の仕事の目的の中で一番核心にある重要なこと="重心"」を見つけ出し、そこに作用する情報をピンポイントで取りに行くという。

この時森岡さんが大事にしているのが、「自分が好きだと思える領域を作って、その上に情報を"縦に"積んでいく」こと。あらゆることに興味を持つのは難しい。だからこそ興味のある領域を見つけ、それを縦方向に伸ばすと「その中で自分のキャリアが開けていく」のだという。

さらに森岡さんは、キャリアを成功に導く"3つの変数"についても説明した。森岡さんによれば、キャリアにおいて自分自身でコントロールできる"変数"は「自分の特徴を理解すること」「働く環境を選択すること」「特徴を武器に変えて磨いていく努力」の3つだけ。

森岡さんは「コントロールできないことで頑張っても、エネルギーを浪費してしまってうまくいかない。でも自分でコントロールできることに集中すると、人生がうまく回り出します」と話し、この3つの"変数"に力点を置くことがキャリアを成功させる秘訣だ、とした。

スタジオで講義を聞いていた林先生は、森岡さんのキャリア論に深く感銘を受けた様子。「説明の仕方、内容、これ以上のものが今の日本のテレビ界にあるのかなと」と感じ入っていた。

大好評につき"自分の強みの見つけ方"について詳しく語った森岡毅の<熱血授業>地上波で続編放送決定!!6月12日(日)よる10時15分~
森岡毅の<熱血授業>(2022年5月29日放送)は【番組公式YouTubeチャンネル】にて公開中!

「日曜日の初耳学」はTVerで見逃し配信中!
森岡毅さんが登場した<インタビュアー林修>(2021年11月放送)も【TVer】でチェック!

「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
https://www.mbs.jp/mimi/

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