【初耳学】10人に1人がやっている!?驚きの最新「スキマ副業」まとめ

日曜日の初耳学 復習編

2021/03/14 10:00

3月7日放送の「林先生の初耳学」で、コロナ禍においてますます注目を集める「スキマ副業」を取り上げた。いまや10人に1人が始めているという“副業”。中でも、趣味・特技とスキマ時間を出品するスキマ副業はまさにトレンド!スキマ副業サイトを通じて数百万規模で稼ぐ人も…。初心者でもすぐに始められるスキマ副業の最新動向に迫った。

"副業マッチングサイト"でスキマ副業が手軽に
世の中は今、空前の"スキマ副業"ブーム。厚労省のデータ(「副業・兼業に関する労働者調査」)によれば10人に1人が副業を始めているとされ、中でも本業のかたわら空いた時間でできる"スキマ副業"に注目が集まっている。

人気の高いスキマ副業は、Uber Eats(月収~30万円)やフリマアプリ(月収~90万円)、家事代行(月収~25万円)など。そんな中、急速に広がりつつあるのが、副業でサービスを提供したい人と利用したい人を結ぶ"副業マッチングサイト・アプリ"を利用したスキマ副業だ。

例えば、副業マッチングアプリ「ANYTIMES」では、IKEAなどで家具を買った利用者の自宅に赴き、組み立てる「家具の組み立て代行」サービスを提供。家具1個あたり3,500円から8,000円程度の報酬が見込める(アプリを通してオンライン決済で取引が行われる場合、システム手数料が引かれた金額が報酬として支払われる)。副業専門スクール「副業アカデミー」代表の小林昌裕さん曰く、こうしたサイトやアプリは「確認できるだけでも300社以上ある」といい、スキマ副業ブームを加速させている。

スキマ時間を"チケット化"で簡単副業
中でも注目の副業マッチングアプリが、スキマ時間と特技を30分単位でチケット化して販売する「タイムチケット」。「マジックのレクチャー(1時間5,000円)」や「地元の観光案内(京都3時間、15,000円)」、「カフェで恋愛相談(30分3,000円)」など、特技や趣味を活かしたサービスが30分単位で販売されている。

「マッチングアプリのプロフィール写真撮影(30分5,000円ほか)」も需要が多い。街を歩きながら、映えるスポットで利用者のスマホを使ってプロフィール用のピンナップ画像を撮影するサービスで、特別な機材は不要。「タイムチケット」には「マッチングアプリのプロフィール写真撮影」だけで3,500件以上の掲載があるという。VTRでは、IT系広告企業が本業のジェシカさんのスキマ副業に密着。会社が休みの土曜日にプロフィール写真撮影の案件を7件受注し、8時間で3万5,000円の副業収入を手にしていた。

番組では、「タイムチケット」などでオンライン料理教室を展開し月70万円を稼ぎ出す会社員・糸原絵里香さんが出品の仕方を解説した。サービス提供時間の長さや金額も自分で決定し、タイトルをつけて写真を選べば出品完了。糸原さんは「自分の好きなもの(特技)がほかの人の欲しいものと合致するとすごく買ってもらえたりします」と、嬉しそうに語った。

スタジオでは、出演者に聞いた"売りたい特技"をタイムチケットの運営会社に特別に査定してもらい、「出演者の特技はいくらで売れるのか?」の検証も行った。トップ3は、3位が林修先生による「専属家庭教師」で評価額50万円(1時間※現役東大生なら1時間5,000円程度)、2位が田村淳による「マッチングアプリで付き合うまでサポート」評価額70万円、そして1位は中島健人による「寝る前のおやすみトーク売ります」評価額100万円(1時間※サイトの上限額)だった。

モノで稼ぐ!「シェアリングエコノミー」
さらに最近は、自分の持っているバッグやクルマ、服や自宅の駐車場などを貸すことでお金を稼ぐ「シェアリングエコノミー」が新たなスキマ副業として注目を集めている。「自分が働くのではなく、自分の持っているモノが働いてくれる、そういう副業です」と小林さん。

ブランドバッグを貸し出す副業サイト「Laxus」で日本一稼ぐ幸子さんは、メルカリなどのフリマアプリで安く仕入れたブランドバッグ30~70個を常時貸し出し、安定した収入を叩き出している。モノが稼ぎ続けてくれる仕組み作りで、1か月の収入は多い時で15万円。これまでの売り上げは500万円超えという。

市場規模10兆円!?驚きの"スキマ副業ブーム"
コロナ禍での業種別収入減少額を調査したデータ(日本生命提供)によれば、全業種平均で月収マイナス9.8万円。昨今の社会情勢もあいまって、スキマ副業への注目度はますます高まっている。さらに、ヤフー株式会社が週1回程度のリモートワークを行うスキマ副業ワーカーを募集するなど、企業が働き手としてのスキマ副業に注目するケースも増えている。

「フリーランス実態調査」(ランサーズ株式会社)によれば、2018年の副業による収入総額は実に約7兆8千億円。驚きの数字だが、小林さんは「2018年のデータなので、今コロナショックを経て副業をする人が激増していることを考えると、もっと大きくなっているんじゃないかな。もしかしたら10兆円を超えているっていうこともあるかもしれません」と、さらに驚くべき現状を口にした。

フリマアプリなどで使わなくなったモノを売る、スキマ時間を活用して得意なスキルをサービスとして提供する、といった副業スタイルに加え、所有しているモノを貸し出して稼ぐ「エコノミーシェアリング」、さらには幸子さんのように、フリマアプリとエコノミーシェアリングを組み合わせて稼ぐシステムを作り上げるなど、どんどん広がりを見せている"スキマ副業"の最新事情に、スタジオからも驚きの声が上がっていた。

※副業を行う際は、本業の会社規定を確認したうえで行いましょう。また、所得金額によっては確定申告が必要になります

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YOASOBIと林先生の対談<インタビュアー林修>前編も配信中!「林先生の初耳学」公式YouTubeチャンネル
【公式YouTubeチャンネル】

次回の「林先生の初耳学」は3月14日(日)に放送する。「インタビュアー林修」はYOASOBIとの対談の後編。ikuraが「人生最大のプレッシャー」だったというNHK紅白歌合戦の舞台裏や、Ayaseのデビュー前の壮絶な過去などを語る。さらに、林先生がikuraの歌唱指導を受けて、テレビで生歌を初披露する。

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
https://www.mbs.jp/mimi/

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