元フジテレビ・笠井アナが明かす面接突破の決め手「経歴合格」とは?

日曜日の初耳学 復習編

2019/11/30 10:00

TBS出身のアナウンサー・吉川美代子を講師に今年2月に始まった「林先生の初耳学」の大型企画<吉川美代子先生が教える女子アナ学>が、11月24日放送回で最後の授業を迎えた。行われたのは、元フジテレビアナウンサー・笠井信輔と元日本テレビアナウンサー・森麻季を特別講師に迎えた“模擬面接”。講義の中で笠井アナが明かした面接突破の決め手「経歴合格」とは?

笠井アナ「このエピソードは最強です」
最後の授業では、実際にキー局アナウンサー試験の面接官を務めてきた笠井信輔先生、森麻季先生、吉川美代子先生の講師3人が学院生6人をひとりずつ本番さながらに面接し、"合格"、"不合格"を判定した。
まず講師陣の関心を強く引いたのは、国立大学に通う石黒菖さん。「自分の力で(大学の)学費を出したいと思い、先に2年間社会人として働いて学費を稼いでから大学に入りました」と、高校卒業後にアパレル販売員として2年間社会人経験があることをアピールし、笠井先生から「このエピソードは最強です」と絶賛された。
笠井先生はさらに「そういう経歴のアナウンサーって日本にはなかなかいないんですよ」「"経歴合格"に入る。そこはとても有利なんですよね」と断言。吉川先生も、アナウンサーとは関連の薄いアパレル販売員の職務経験を強くアピールしなかった石黒さんに「堂々と言っていいですよ、苦労とか大変だったことは。強みになる」と背中を押した。
このほか、講師陣の前でジャケット・スカート姿のまま少林寺拳法世界4位の腕前を披露した柴原優美香さんには、講師陣から笑顔と拍手、「すごい!」の声が。強烈なインパクトを残し、合格判定をゲットした。

「マニアックになっていくことが大事」
面接官として1日100人もの志望者の面接に立ち会ったという森先生からは、「(話が長いと)1日100人、200人と見ている中で印象に残らない。どうしたら印象に残るだろうというところをもう一度考えてみて」のアドバイスも。
では、特殊な経歴がなくても面接官に強い印象を与えるにはどうすればよいのか? その答えを見せてくれたのが、名門女子大学に通う荒川栞さん。エントリーシートに「趣味はプロレス観戦」と書いたことから笠井先生に「プロレスの改革すべきところは?」と突っ込まれた。
実はこの質問、受験生のとっさの対応力や素の人間性を見るために面接官があえてする"不意をついた質問"。だが、月に一度は観戦を欠かさないという荒川さんのプロレス愛がピンチを跳ね返した。
「私の好きな宮原健斗選手(全日本プロレス)が、和田京平レフェリーと犬猿の仲と言われていまして。宮原選手が闘っている最中に、相手側の選手がリング外に出ているときのカウントをものすごく遅くして宮原選手が不利な立場に立たせたりしているので、"やめてくれ!"と思いながら観戦しています」とイキイキと語った荒川さん。
その様子を楽しそうに見ていた吉川先生から「あなたの熱い想い、好きだっていう思いがちゃんと出た。それがよかった」、笠井先生からも「自分の好きなものを語るときに、マニアックなトークになっていくことがけっこう大事。レフェリーとレスラーの名前を出すことで、僕らは引き込まれていく。『この人、ほんとに好きなんだ』と。それができていた」と高評価で、みごと合格となった。

いかに面接官の印象に残ることができるか――そんな"面接の極意"の一端を垣間見せた講師陣に、スタジオの面々からも「なるほど」の声が続々。林修先生も、「志望動機はエントリーシートに書かれているので聞かれないと思った方がいい」といったアドバイスの一つひとつに「そういうものか...」と驚きつつ、見入っていた。
最後には、吉川先生が「一回目の授業から比べたら、みんな別人のように良くなりました。今度は、放送局の廊下ですれ違うのもわたしの夢。さぁ、本番に向けて頑張ってください!」とエールを贈った。

次回12月1日放送の「林先生の初耳学」では、元国税局職員の芸能人が"一番得するペイ"を解説するほか、現役清掃員芸人によるゴミ分別解説の第2弾も。さらに、1万種類のスイーツを食べたというスイーツフリーク芸能人が絶品チーズスイーツを紹介する。【動画】

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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