MBS 毎日放送

2019年06月23日 15時00分 公開

書くことが楽しく上達! "54字"の可能性に林先生も感嘆

“受験生の天王山”ともいわれる夏休みまであと1カ月。そんな中、6月16日に放送された「林先生の初耳学」で、予備校講師・林修先生も大注目の最新トレンド“54字の物語”が紹介された。たった54字で読者をゾクゾクさせるエンタメ性と、文学としてのアート性を兼ね備え、文章力アップも見込めるこの新ジャンルに、林先生も「発想が素晴らしい」「記述(問題)に興味が持てる面白い方法」と太鼓判。受験生も、そうでない人も楽しんで文章力アップが望める“54字の物語”とは?

話題沸騰!Instagram発の"超短編小説"
Instagramから火がつき、書籍化もされ20万部を超える大ヒットを記録中なのが"54字の物語"。「意味がわかるとゾクゾクする超短編小説」というキャッチコピーの通り、9文字×6行の原稿用紙風フォーマットで作る短いストーリーのこと。
54字の中にちりばめられた情報から隠された意味や結末を読み取ると、ゾクゾクしたりジーンとしたりといった感動が味わえると人気沸騰中なのだ。
実はこの"54字の物語"、Instagramがあったからこそ生まれたものだという。原稿用紙といえば20字×20行が一般的だが、"54字の物語"は9字×6行で、原稿用紙が正方形になる。この正方形が、Instagramの画像スペースにぴったりハマるサイズなのだ。

入試対策として活用する学校も
"54字の物語"の生みの親・氏田雄介さん自身、もともとInstagramのユーザー。「きれいな景色とかおいしそうなご飯の写真が並ぶ中で目立つような、別の方向性の作品を作りたいなと思って。Instagramの正方形にちょうど合う54文字の原稿用紙というフォーマットが生まれたのがきっかけです」と発案の経緯を話す氏田さんに、林先生も「素晴らしいなその発想は」と感嘆の声を上げた。
現在は、中学校などでも高校入試対策の教材としても使われている。字数制限のある作文課題で問われる「文章をまとめる力」をはじめ、国語力が楽しみながらアップできるというのが狙いだという。
これには、教育現場の現状をよく知る林先生も「どうしても記述(問題)に興味が持てない、ちゃんと(文章が)書けないっていう子が増えている状況ですから、興味が持てる面白い方法ですね」と納得の表情。
さらに、「やはり文章は書かなかったら書けるようにならない。人間の思考っていうのは書くことによって同時に進むものなんですね。(文章を書く力を伸ばすための)きっかけとしてはいいんじゃないでしょうか」と、"書く力"を鍛えるための方法の一つとして高く評価した。

中島健人&川合俊一の作文を林先生が添削
スタジオでは、中島健人と川合俊一がそんな"54字の物語"に挑戦!まずは中島が"セクシー泥棒"のテーマで
「僕は捕まらない。宝石やダイヤ?簡単さ。甘いよ女刑事さん。あと少しなんだけど。心はもう捕まってるよ?あんたに。」
という作品を披露した。
これにはスタジオも「あまーーーい!」(澤部佑)、「あと若干...ふるーーーい!」(千原ジュニア)、「後半に行けば行くほど鳥肌が...」(山本舞香)と大盛り上がり。
だが、すっかり講師の顔つきになった林先生はいたって冷静。"心はもう捕まってるよ?あんたに"の部分に注目し、「倒置法になっていることによってインパクトが強まっているっていうところは素直に表現方法として評価できるかな」とマジメに添削し、スタジオを沸かせた。
続いて、川合は"バブル時代"をテーマにした
「昔は高学歴高収入高身長の三高が人気だった。結婚すると学歴は関係なく収入は持っていかれデカいのは暑苦しいらしい」という作品を提出した。スタジオゲスト陣の間では「切ない話!」(澤部)など好評!しかし林先生はここでも「論理性に注目すると、ちょっと評価下がるかな」とやや辛口。
「高学歴高収入高身長がいいというのは結婚前と後の対比であって、昔と今の対比ではない」「根本的な対比がズレちゃってるところに論理性の欠如がある」と、容赦なく赤ペンを入れた。
紙と鉛筆さえあれば誰でもできて、読む人に驚きを提供できる"54字の物語"。読んで味わうだけでなく、自分で創作してみると楽しみながら文章力アップも夢じゃない!?

*「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。全国1億3千万人から募集した選りすぐりの知識を抜き打ちで林先生に出題。物知りの林先生でさえ知らなかったものを"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/

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