銅版画家・舟田潤子 #221 2020年10月11日(日)放送

元々はお札や切手などを作る「銅版印刷」という技術、それを芸術に昇華させた「銅版画」。
"金属を削り、線を描く"、言葉にすると簡単ですが想像以上の難しさがあります。
単に絵を描くだけではなく、銅版を削るために数時間も危険な薬品と向き合い一つの色を入れるのに何トンも圧がかかるプレス機を駆使し仕上がりは左右反転、銅版の傷ひとつが絵に反映されます。

その難しいアートに魅せられた舟田潤子さん。銅版画を職業とする数少ない作家の一人です。
「手間のかかる難しい銅版画を、なぜ続けるのか?」何度も同じ質問をしましたが、答えもいつも同じ「銅版画でしか出せない線が描け表現できるから」。

その唯一無二の『線』でさえも舟田さんにとってはアートの手法の一つ。版画で描いた線画に色を乗せ、和紙を貼り、世界に一つの作品に仕上げます。
見る人を楽しく幸せにするために作品作りをする、という若き銅版画家の真髄に迫ります。


【INFORMATION】
●舟田潤子オフィシャルサイト
http://www.candy-circus.com/profile/

●舟田潤子facebook
https://www.facebook.com/junko.funada.3

●舟田潤子展 bitter sweet circus
大丸京都店6階美術画廊
2020年10月14日(水)~20日(火)

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