石窯パン研究家・竹下晃朗 #208 2020年07月12日(日)放送

今回の主人公は、御年98歳にして現役の石窯パン研究家、竹下晃朗さんを紹介します。

左京区静原町に「カフェ・ミレット」があります。とれたて野菜をメインに提供する完全予約制のカフェです。このカフェのもう一つの看板メニューが、石窯で焼かれたパンです。竹下さんは、このカフェの石窯を設計し、この店にパンの焼き方を伝授した人物です。

竹下さんは、オーストラリア生まれ。幼少期を海外で過ごし、帰国。
昭和36年、京都「進々堂」に招聘され。以来、高度成長期の日本を舞台に業務用パンオーブンの開発・維持に関わってきました。

その後、60代を機に自宅に石窯『ロシナンテ』を築き、専用のアトリエでパン研究のため第二の人生をスタートさせました。
竹下さんが追い求めるパン。それは、自分が食べたい、全粒粉100%でつくる、素朴で野趣あふれる「小麦」本来の味がするパンです。
原点は、幼少期の朝食で毎朝出された焼き立てのカントリーブレッドです。

「小麦デンプンをいかにおいしくするか」
技術者でもあり、パンに対する一途な姿勢、研究を続ける生き方、そしてその滋味深いパンの味が評判を呼び、70代では石窯の設計を依頼されるようになりました。

パンに導かれ歩んだ、現役石窯パン研究家を紹介します。


【INFORMATION】

・竹下晃朗とロシナンテ窯
https://www.roshinante.org

https://instagram.com/ishigamaji_ji?igshid=1xy8v59hiyvk5


「カフェ・ミレット」
〒601-1121
京都市左京区静市静原1116-1
TEL/FAX 075-888-0878
http://blog.cafemillet.jp
※竹下さんワークショップ開催場所

Movie

京都知新オススメの京都 職人&工房 体験