京象嵌師・中嶋龍司|わら細工作家・藤井桃子 #203 2020年06月07日(日)放送

京都1200年の美のタイムラインに時々の「斬新さ」を見つける番組「京都知新」。
今回は美を彩る職人とアーティストをご紹介します。

まずは、京象嵌師の中嶋龍司さんです。京象嵌(きょうぞうがん)とは、金属の地金に無数の傷を入れ、その上から金や銀を張り付ける技法。その名のとおり「象(かたどり)嵌(はめる)」伝統工芸品です。中嶋龍司さんは嵐山で京象嵌制作の家系に生まれた3代目です。
櫛、かんざし、帯止め、香合など伝統的な細工物をはじめ、中嶋龍司さんならではの「透かし」と言われる技法も取り入れ、海外や若い世代に象嵌を発信しています。

そして、わら細工作家の藤井桃子さんは、自らが生育させ、刈り取り、乾燥させた藁を使い、草鞋や鍋敷きなど民芸品や、パールなどの宝石と組み合わせ、藁ジュエリーも制作しています。藤井さんは花背のお年寄りから編み方などを教わり、今では「藁らか」という会を開き、藁細工などを地元の主婦に繋げる取り組みにも力を入れています。


【INFORMATION】

・中嶋象嵌
京都市右京区嵯峨天竜寺瀬戸川町10-3
電話:075-871-2610
公式HP http://www.nakajima-zougan.jp/index.php


・花背wara 
公式HP http://hanasewara.com

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