蘇嶐窯 四代・涌波蘇嶐|洸春窯 三代・高島慎一 #202 2020年05月31日(日)放送

今回は2人の陶芸家を紹介します。

蘇嶐窯 四代目・涌波蘇嶐さんは、焼き物の町・東山区清水で青磁専門の工房を営んでいます。
涌波さんは代々、青磁の「青」を受け継ぎ、現在は妻・まどかさんと一緒に新しい青磁を作っています。
実はまどかさんも福岡で十四代続く 小石原焼の窯元出身の陶芸家。小石原焼は江戸時代から生活雑器として愛されており、幾何学的な模様を生み出す「飛鉋」技法が用いられています。

新しい青磁とは、四代目の青磁にまどかさんが飛鉋技法を施すもの。それにより、高貴なイメージの青磁と、生活雑器として愛される小石原焼の技法が、見事に融合した作品が生まれてくるといいます。

もう1人の主人公、高島慎一さんは洸春窯の三代目。この窯では中国伝来の交趾焼を作っています。交趾焼をはじめたのは二代目の父・昭雄さんです。

「人が変われば作品も変わらなければならない」というのが高島さんの信条。
自分のオリジナリティを作品で表現すること、何かを受け継ぐのではなく新たに生み出していくこと。窯によって作風や作品が多様なのはこのためだそう。

高島さんは今、オリジナリティを模索し続ける中でひらめいた新たな手法を用いて、作品づくりに取り組んでいます。


【INFORMATION】

「蘇嶐窯」
〒605-0862 京都市東山区清水4丁目170-22
電話/Fax: 075-561-8004
https://soryu-gama.com/


「洸春窯」
〒605-0953 京都市今熊野南日吉町148

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