桐箱「箱藤」五代・山田隆一 #95 2018年03月25日(日)放送
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防虫・防湿に優れた桐箱は、昔から京都の町で重宝されてきたもののひとつ。明治24年から続く桐箱作り専門の工房「箱藤」五代目・山田隆一さんは、機械だけに頼らず細やかな手作業で、そんな桐箱を作り続けてきました。
ある時、収納という脇役の桐箱だけでは物足りないと、山田さんは新たな桐箱の使い方を提案します。まず桐箱そのものを楽しんでもらえるよう、絵師により桐箱に装飾が施すことに。絵の具がにじみやすい桐箱の性質を注意深く見守りながら、2本の筆を使い、素早く塗ることでグラデーションの表現を可能にしました。
ほかにも筝からヒントを得て桐箱のオルゴールを作ったり、卵型の臍の緒入れを作るなど、バリエーションは多岐にわたり、特に臍の緒入れは、およそ1年待ちという大ヒット商品になりました。
「桐箱=収納」という枠に捉われない山田さんの考える桐箱の未来とは?
そんな山田さんの夢を追いかけます。
【INFORMATION】
桐箱 箱藤
〒600-8357 京都市下京区堀川通五条下ル柿本町580-8