天然藍染師・中西秀典 #94 2018年03月18日(日)放送

「藍染め」といえば、ベースとなるのは、綿や麻・・・。そんな常識を覆し、藍で「絹」を染めたのが天然藍染師の中西秀典さん。中西さんは天然藍染師というその名の通り、今も化学染料を一切使わず天然由来の材料だけを使い藍染を行っています。

藍染は色目の美しさだけでなく布の耐久性を増すことや、抗菌・虫よけの効果を持つ成分が含まれていることから衣類や暖簾、蚊帳などにも使われ、生活の中で多用されてきました。そして江戸時代に入ると木綿の普及とともに、庶民にまで広く普及する存在となり、明治の初めに来日した外国人は、「ジャパン・ブルー」と呼んで称賛しましたといいます。

日本古来の藍の美しい色、良さをもっと広く知ってほしいと、藍色の新しい表現方法にも挑戦する中西さん。番組ではその活動を紹介します。

【INFORMATION】
本藍染雅織工房
〒607-8108 京都市山科区小山中島町9-9

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