BLOG京ノ旅手帖2020.04.15

京湯元 ハトヤ瑞鳳閣 らいよんチャンルームでほっこり、びっくり?! 楽しい癒しの時間を

By西垣 愛佳

2020年4月1日、MBS毎日放送のキャラクター・らいよんチャンと、今年創業70周年を迎える「京湯元 ハトヤ瑞鳳閣」がコラボレーションしたキャラクタールームが登場! その誕生のきっかけや見どころ、このお部屋ならではのおもてなしのヒミツに迫ります。

「ハトヤ瑞鳳閣」ってどんなホテル?

2.jpg

昭和25年(1950)に「ホテルはとや」として創業し、2度のリニューアルを経てうまれた現在の「京湯元 ハトヤ瑞鳳閣」。京都駅徒歩5分という抜群のアクセスの良さ、きめ細やかなサービスやぬくもりのあるおもてなしで、国内外のお客様から人気を集めています。

京都駅前で本格的な温泉を楽しめる!?

3.jpg
4.jpg

ハトヤ瑞鳳閣の大きな魅力は、地下910mから湧き出る自家源泉の温泉!京都駅前で温泉が湧くなんて、驚きですよね。雰囲気の異なる「西山の湯」と「東山の湯」の2つの大浴場があります。肌がすべすべになると好評で、巷では「美肌の湯」と呼ばれているのだとか...!日帰りでも利用可能で、地元の方からも愛されています。

京都旅を盛り上げる"はんなり"としたこだわり

5.jpg
6.jpg

館内には、京都らしい誂えが随所に見られます。京都出身の絵師・木村英輝氏の壁画や、坪庭のような吹き抜けの中庭など、京都旅気分を盛り上げてくれるポイントが満載!エレベーターの床もなんと石畳。細部に及ぶこだわりがキラリと光ります。

キャラクタールーム誕生秘話

7.jpg
8.jpg

今回のコラボレーションでは、京都の伝統文化を取り入れた「提灯の部屋」、自然の竹を使用し、嵐山の竹林をイメージした「竹林の部屋」の2部屋が登場。でも、一体なぜ京都の老舗ホテルと、大阪のテレビ局のキャラクターであるらいよんチャンがコラボすることになったのでしょう...?ハトヤ瑞鳳閣の支配人・岩井さんにお話を聞きました。

9.jpg

「きっかけは、156年前に放送されていたCM。それを見て、らいよんチャンの魅力にどっぷりはまってしまったんです」と岩井さん。あれ...よく見るとネクタイもらいよんチャン!?愛がビシビシと伝わってきます。
「愛くるしいヴィジュアルに、おじさんのような声!そのミスマッチ感にも癒されるんです」と、笑顔で話してくださいました。

この2つのキャラクタールーム、着想から完成まで1年以上の準備期間を要したそう。こだわりはどのようなところにあるのでしょう。

「コラボが決まった時、夢が叶った!と、とてもうれしかったんです。とにかく"本物"であることにこだわり、京都の良さを実感していただける部屋を目指しました。京都で伝統の技を磨き続ける職人さん方にも、ご協力いただきました。部屋のテイストや演出にも、アドバイスをいただいたんですよ。」

キャラクタールームその①「提灯の部屋」のミリョク

1.jpg

6階にある「提灯の部屋」。ポイントはなんと言っても本物の「京提灯」です。この部屋のためにすべてオリジナルで作られた江戸時代から続く老舗・小嶋商店の職人による、京提灯のぼんやりとした灯りが癒しを与えてくれます。長年受け継がれてきた伝統の技を感じつつ、印象的な赤にパワーをもらえる部屋です。

手作りの京提灯

10.jpg

11.jpg
12.jpg

一から手作りで仕上げるという京提灯は、絵ももちろん手描き。正確で美しくありながら、筆の濃淡などの手作り感に温かみも感じます。ブラインドに描かれた絵柄とその前に置かれた提灯とを合わせてみてみると...らいよんチャンが書き損じて墨を飛ばしてしまっています。細かい演出に思わずニッコリ!

壁紙にも注目

13.jpg
14.jpg

部屋の壁には、京都の四季をらいよんチャンが楽しむ姿があちこちに描かれています。お花見、お祭り、お月見...京都の夏の風物詩・五山の送り火まであり、とってもにぎやか。

落雁もハンガーも!らいよんチャン尽くしの部屋内

15.jpg
16.jpg
17.jpg
18.jpg

ウェルカムカード、手ぬぐい、巾着、ハンガー、落雁...。お湯呑みや豆皿にもらいよんチャンが。これらグッズの一部はこのお部屋の宿泊者のノベルティとしてお持ち帰りができるそう。

シークレットなお楽しみ

19.jpg

「ぜひ隠れらいよんチャンを探してみてください!」と岩井さん。「竹の部屋」も含め、キャラクタールームにはあちこちにらいよんチャンがひそんでいるそう。くつろぎながら、遊び心を刺激されます。

キャラクタールームその②「竹の部屋」のミリョク

20.jpg21.jpg

部屋に入った途端「すてき...」と声が漏れました。灯篭や竹のモチーフが、本物の竹林のよう!部屋にいながら、まるで竹林を歩いている気分になります。部屋内の竹インテリアは、京都の竹屋さん・三木竹材店が手がけています。

写真映えもする「癒しの空間」

22.jpg
23.jpg
24.jpg
25.jpg

「竹林の部屋は、癒しがテーマ」と岩井さん。確かに、落ち着きのある壁紙の色は、緑豊かな自然の中にいるようです。ところどころにある竹の調度品もおしゃれ。

思わず一緒に撮りたくなるキュートならいよんチャン!

26.jpg
27.jpg

提灯の部屋が京都の四季を描いた壁紙だったのに対して、こちらは竹にちなんで、かぐや姫の物語が。また、お茶を点てるらいよんチャンの前で写真を撮ると、SNS映えのする1枚に。

本格的なお茶道具でまったりタイム

28.jpg

竹林の部屋には、お薄を楽しめる抹茶セットが用意されています。抹茶は宇治のものだそうで、茶筅や茶わんもそろっています。一緒においてあるらいよんチャンの落雁とともにいただきましょう。

ショップスペースもお見逃しなく

29.jpg

部屋にあったらいよんチャンとのコラボグッズは、一部1階のショップスペースで購入が可能。お湯吞みや豆皿なども並んでいます。落雁は、ポップで可愛らしい和菓子を取りそろえる「UCHU wagashi」とのコラボ商品だそう。おみやげにもぴったりですね。

ほかにもすてきな部屋がいっぱい

30.jpg
31.jpg

ハトヤ瑞鳳閣には、キャラクタールームのほかにも、落ち着いた和の雰囲気とすっきりとしたスマートな印象が共存するすてきな部屋が多数。写真は部屋に温泉風呂を備える和モダンスイートです。部屋タイプも多彩で、観光やビジネスなど、さまざまなシチュエーションにはまりますね。

支配人よりメッセージ 

ハトヤ瑞鳳閣は、京都らしい雰囲気を感じつつ、親近感を持っていただけるような心地の良いホテルを目指しています。今回のキャラクタールームは、京都の"本物"にこだわった部屋。京都の職人さん方の力をお借りし、職人ならではの発想がいきた自信作です。京都駅前という旅の玄関口で、伝統と文化に触れ、日ごろの疲れを癒してください。このような時期だからこそ、たくさんの方々に喜びを届けたいと思います。

32.jpg

■ ハトヤ瑞鳳閣

京都市下京区西洞院通塩小路下ル南不動堂町802番地
京都駅から徒歩5分
075-361-8108
宿泊の詳細・ご予約はこちら

ライター
西垣 愛佳 にしがき あいか

京都の編集プロダクションエディットプラス所属のライター。おいしいも のを求めて散歩するのが週末の楽しみ。最近は御朱印集めにはまっていて、 梨木神社でいただいた御朱印がお気に入り。

カメラマン
マツダナオキ

京都の街に魅せられて移住してきた、京都歴8年のカメラマン。料理、人物、建築等ジャンルを問わず撮影する。コーヒーが好きで、カフェによく行く。