BLOG京ノ旅手帖2021.05.18

「ふふ 京都」が南禅寺エリアにオープン!歴史と文化が息づくリゾート空間の全貌をご紹介

2021年4月26日、京都・南禅寺エリアに、スモールラグジュアリーリゾート「ふふ 京都」がオープン。オープン前から千組以上の予約が入っていたというほどの大注目を集めているホテルです! 今回は、ライターが実際に潜入してきたので、ふふ 京都の全貌を徹底リポートいたします。

ふふ 京都の公式HPはこちら

スモールラグジュアリーリゾート「ふふ」が京都に誕生

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「ふふ」は、世界に発信できる日本のリゾートを目指して展開するホテルです。2007年の熱海での開業を皮切りに、河口湖、奈良、日光に続々とオープン。その土地の魅力を活かしたリゾート空間を創造してきました。その人気ぶりは、昨今の状況にあっても、ほぼ満室だというほど。夫婦・カップルから子連れのファミリーまで、幅広い客層から絶大な支持を得ています。

そんな「ふふ」が、国内5軒目、関西では2軒目として京都の地に開業。「古き良き京都の美意識と歴史文化を感じる空間」をコンセプトに、京都の歴史と文化が息づく南禅寺エリアに溶け込みます。

歴史ある日本庭園と、京都の文化を感じる空間

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それでは早速、ホテルをご紹介していきます。
門には趣のある表札。こちらは南禅寺のご住職の筆によるもので、すでにここから京都らしさが感じられますね。
エントランスへと続く道はゆるやかにカーブしていて、少しでこぼことした石畳がリラックスを促し、訪れる人を非日常へと誘ってくれます。

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ホテルの中へ一歩足を踏み入れると、ゆったりとした時間が流れます。ロビーの大きな窓からは優しい光が差し込み、美しい日本庭園を望むことができます。「ふふ」は、その土地の魅力を活かした空間づくりを何よりも大切にしているので、ホテルの中で過ごしていても「京都を訪れている」という感覚を存分に味わうことができるようになっているそう。

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ホテルの周りに広がる庭園は、明治期にこの地に造られた庭を活用したもので、当時の庭園の特徴である沢飛びの石があり、南禅寺から繋がっている琵琶湖疎水が庭園内を流れています。新しいホテルなのに、ずっとここにあったかのような不思議な趣は、庭が持つ長い歴史によるものなのかも...。

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「八重一重(やえひとえ)」と名付けられた離れ(写真左)は、多目的に利用できるラウンジになっています。日本庭園を眺めながらのBARタイムを過ごしたり、茶道や華道の体験、芸妓さんや舞妓さんとのお座敷遊びといった、京都らしいアクティビティをオーダーすることもできます。

日本庭園を眺めながら、炭火料理と京野菜に舌鼓

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続いては、レストランをチェックしてみましょう。宿泊者専用レストラン「庵都」では、新鮮な京野菜を取り入れた、オリジナリティあふれる日本料理が味わえます。

「京都らしさを意識しつつも、遊び心と独自性を取り入れることを大切にしてレシピを考案しました」と料理長の上西康文さん。新鮮なお造りを手元に用意した炭火であぶる「炭遊び」や、京都の四季をイメージした彩り豊かな前菜など、五感で味わうことのできる逸品が揃います。

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日本庭園に面したカウンター席は開放感抜群。細い格子で間仕切りされた空間は、京都の細く長い路地を思わせます。ほかにもプライベート感のある個室やライブ感のあるカウンター席が用意されています。どの席も広々としていて、間仕切りがついているので安心して食事を楽しむことができそうですね。

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「庵都」では夕食と朝食が楽しめます。朝食の「福重膳」は、彩り豊かなお料理が詰まった4段のお重と京都の白みそをアレンジした「庵都汁」からなります。朝食はレストランでいただくか、お部屋でいただくかを選ぶことができるのもうれしいポイント。

緑とあたたかい光に包まれた、全室檜風呂付きの客室

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お待ちかね、客室の様子を見ていきましょう。ふふ 京都には全部で40の客室が揃い、室料は8万円~15万円台が中心です。障子やあたたかみのある木の色味が印象的で、安心してくつろげる空間が広がります。また、職人の手仕事を感じさせる美しい小物や格子などが部屋を彩り、京都らしさを室内で存分に味わえます。

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ベッドは、シモンズと共同で開発した「スリープレジャー」というオリジナル。見ただけで飛び込みたくなるほどふかふかです。包み込まれるような感覚と程よい弾力で、信じられないほどぐっすりと眠れるそうですよ。

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そしてなんといっても、一番注目したいのは、全客室に備え付けられている檜風呂。客室側の障子を開けるとお風呂が見える構造には遊び心が感じられます。浴室の窓からは日本庭園や周辺の緑など、それぞれのお部屋ごとの景色を楽しむこともできますよ。

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檜風呂のお湯は、大阪にある天然の温泉から運ばれていて、実際に触ってみると、とろっとしていて、肌さわりがとてもなめらか...!また、浴室に入ると、檜のいい香りが広がります。お部屋で温泉が楽しめるなんてとっても贅沢。プライベートな空間で時間を忘れて温泉に浸かり、日ごろの疲れを癒したいですね。

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お部屋には、鉄瓶が備え付けられていて、お茶やコーヒーを淹れる際に利用できます。鉄瓶で沸かしたお湯はまろやかで優しく、甘い味わいになるのだそうです。お茶は、新芽の先端の若芽部分を使用したオリジナルの「芽茶」が用意されています。

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客室は6タイプあり、どの客室もしつらえが少しずつ違うので、何度訪れても新鮮に楽しめそうですね。プレシャススイート(左)は52平米の広々とした空間。ダブルベッドのあるスタイリッシュスイート(右)は45平米で、ひとり旅での利用もおすすめですよ。

リピーターが絶えない秘密は、心のこもったおもてなし

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「ふふ」は、お客様の半数以上がリピーターだそうです。リピーターが絶えない理由は、スタッフのみなさんの素晴らしいおもてなしとホスピタリティにあります。

笑顔で親切に接してくださるのはもちろんのこと、最大の特徴は一人ひとりのお客様に寄り添うための徹底した情報共有。どの「ふふ」に泊まっても情報が引き継がれるため、リピートすればするほど、自分に合ったオンリーワンのサービスを受けられるのだとか...!

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客室や廊下には一輪挿しの可愛らしいお花が生けられています。「京都の文化を体験してもらうためには、自分たち自身が京都の文化を熟知する必要がある」と、全スタッフが生け花を学ぶそうです。お客様に楽しんでいただくために勉強を惜しまない、おもてなし精神に感動させられます。

ふふ 京都で、風情のある安らぎ時間を過ごしてみて

今回は、南禅寺近くに新しく誕生したリゾートホテル「ふふ 京都」をクローズアップしました。檜風呂付きの客室や、風情のある日本庭園、京野菜が楽しめるレストラン、素晴らしいおもてなしなど、魅力たっぷりのリゾートホテルでした。是非滞在して、京都らしい風情とゆったりと流れる時間を体験してみてくださいね。

■ふふ 京都

京都市左京区南禅寺草川町41
地下鉄東西線蹴上駅から徒歩8分
0570-0117-22
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