MBS RECRUIT2025

Entry2027

Making StoryPick Up!「情熱大陸」ができるまで

企画から放送まで、バトンリレーのように
チームで創り上げる番組制作。
MBSを代表する番組『情熱大陸』の舞台裏をご紹介!

Profile

登場社員

producer
プロデューサー
沖 倫太朗
「情熱大陸」 7代目プロデューサー
制作局/東京制作部
2003年入社
メッセージを見る
director
ディレクター
村田 慎吾
スポーツ局/
スポーツメディア戦略部
2008年入社
職種について知る
stream
配信
丹波 健
コンテンツ戦略局/
コンテンツビジネス部
2012年入社
職種について知る
Baton
1

プロデューサーの
おシゴト

プロデューサー
沖 倫太朗
「情熱大陸」 7代目プロデューサー
制作局/東京制作部
2003年入社
メッセージを見る

企画番組の「主人公」を決める

プロデューサーのもとには、社内外から毎日のように企画案が届きます。
多いときは、1ヵ月に100通ほど届くことも。企画案のなかから選ぶこともあれば、プロデューサーが自ら提案することも多くあります。

ただ「この人を取り上げたい」ではなく、「この人を通じて何を伝えたいのか」「今の時代をどんな風に描きたいのか」を大切に、番組内容を決めています。

Q.どんな基準で選んでいる?

「情熱大陸」で紹介するのは1週間に1人、つまり、1年間で50人だけです。1998年の放送開始以来、番組ならではの「今年の50人」にこだわり、それぞれの時代を描いてきました。

取り上げるのは「トップを走るような、キラキラした人」というイメージがあるかもしれません。もちろん、第一線で活躍している人は多いですが、実は「自分らしく、頑張って前に進もうとしている人」というのが基準です。誰から見ても、どこか共感できる部分がある人を取材したいと思っています。

何かの一番じゃなくてもいいし、みんなが知っている人じゃなくてもいい。悩んだりもがいたりしながら、それでも挑戦を続けようとしている人。番組を観たすべての人に、発見や励ましなど、何かひとつでも背中を押すようなメッセージが届けられる番組を目指しています。

Baton
2

ディレクターの
おシゴト

ディレクター
村田 慎吾
スポーツ局/スポーツメディア戦略部
2008年入社
職種について知る

密着取材公私を共にして「素顔」を発見

取材をする人や状況にもよりますが、渋野日向子選手や山本由伸選手のときは3~4ヶ月をかけて密着取材をしています。撮影をするまでの事前準備も大切です。取材相手の魅力を30分の番組内で伝えるには、どのような構成にしたらいいのかを考えて、撮影アングルや質問をするタイミングなどには気を配ります。取材で心がけているのは「自分を『存在』として意識させないこと」。情熱大陸の醍醐味でもある『素の表情』を見せてほしいので、撮影中であることを気づかせないくらいの『いつも通り』を会話から引き出します。

director

情熱大陸のディレクターを目指してMBSへの入社を志望しましたが、まだまだ取材をしてみたい芸能人やスポーツ選手は多くいます。
MBS社員であれば、部署を問わずいつでも企画書を出すチャンスはあります!

Baton
3

プロデューサー・
ディレクターの
おシゴト

編集・MA「映像」から「番組」へ

これまでに撮影した映像をもう一度観たうえで、編集作業へ。番組オンエアの約3週間前から、ディレクターが編集をはじめます。

ある程度編集が終わったあと、平均で3〜4回プロデューサーも交えてプレビュー(試写)を行います。その都度、どうすればよりおもしろくなるのか、より視聴者に想いが伝わるのかを検討し、編集します。

そして放送の2日前にナレーションを録り、音楽などを入れます。窪田等さんの声やプロの楽曲が加わった瞬間、番組に息が吹き込まれます。

director

情熱大陸のようなドキュメンタリー番組は、通常の番組よりも撮影期間やカメラを回す時間が長くなり、編集作業は大変です。
それでも、こだわって編集した番組がオンエアされたときの達成感はひとしおです。

Baton
4

配信のおシゴト

配信
丹波 健
コンテンツ戦略局/コンテンツビジネス部
2012年入社
職種について知る

配信もう「1回放送して終わり」じゃない!

コンテンツビジネス部が大切にしている想いは、TVerでのリアルタイム配信と見逃し配信をすることで、「テレビで視聴する習慣がない新しい視聴者層のファンを増やしたい」ということです。何ヶ月もかけて取材をした番組を、1回きりの放送で終わらすのはもったいないです。過去の作品をアーカイブにして、MBS動画イズムの月額定額課金コースやAmazon Prime・Netflixなどで見てもらうことで、さらなる収益化も見込めます。人気だった放送回はDVD化したり、海外への販売を進めたりすることで、世界を相手にした仕事もしています。

stream

TVerのTOPページに表示されるサムネイルデザインや配信時間を工夫するだけで、視聴回数は大きく変わります。自分のアイデア次第で、視聴者人数を増やせたりコンテンツを収益化できたりする楽しい仕事です!

Goal

「情熱大陸」がみなさまのもとへ

チーム全員が、最善を尽くしてつくりあげていく
『情熱大陸』。
興味を持っていただけた方は、
ぜひこちらもチェックしてみてください。

情熱大陸の公式サイトへ

Special Messageスペシャルメッセージ

沖プロデューサーから
就活生のみなさんへ

Q「情熱大陸」をつくるには、どんな人が向いている?

向き不向きはありません。僕自身もそうですが、自分のことを「何のとりえもない」と感じている人は多いと思います。それでも、人に対して強い興味さえあれば、いろんな人の魅力に気付き、引き出すことができると思います。普段から、どんな人からも学ぶべきことがあり、それをわかりやすく伝えたいと考えている人は、人物ドキュメンタリー番組をすごく楽しくつくれるかもしれません。

Q学生の皆さんに大切にしてほしいことは?

人物ドキュメンタリー番組をつくるのに決まった方法論はありませんが、まずはとにかく取材相手を観察するところからはじまると考えています。じ~っと見ていたら、何か発見がある。発見したら疑問・問いかけが生まれます。些細な行動でも「なぜそんなことしたのだろう?」と。もしかしたら、本人も気づいていなかったことかもしれません。そんな問いを通じて、その人への理解が生まれます。観察、発見、問い、理解。この連続を淡々と描くことが、ドキュメンタリー番組では大切だと思います。このプロセスは、放送局の仕事の多くでも同じかもしれません。このなかで一番大切なことをあえて選ぶなら、やっぱり観察でしょうか。たくさんの情報が飛び交っているからこそ、とにかく自分の目でよく見る。世の中全体でもいいし、身の回りでもいいし、部活でもバイトでも旅行でも何でもOK。自分なりの何かを見つけることから、皆さんらしい一歩がはじまると思います。

Q就活生へメッセージをお願いします。

「情熱大陸」の放送も1300回を超えました。窪田等さんのナレーションや葉加瀬太郎さんの音楽という、番組の「フォーマット(決まりごと)」は変わらず今もしっかりとあります。でも、基本的には毎週違う人を取り上げ、演出方法もディレクター次第など、中身はとっても自由な番組なんです。実は2023年、番組のロゴを初めてリニューアルしました。大切なものは残し、一方で、ドキュメンタリー番組だからこそ時代に合わせて変わっていかなければならない部分もあります。新しい風は大歓迎です!これからの「情熱大陸」を一緒につくっていく人をお待ちしています。