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面談員だった先輩に、5年越しに聞いてみた

田中 万結香(5年目)× 北川 大記(11年目)

面談員だった先輩に、5年越しに聞いてみた

選考中のあの面談、どんなふうに見られていたのか、いま聞けたら──。5年前に就活生だった社員が、当時の面談員に改めて聞いた「選考の本音」。評価された意外なポイント、緊張せずに臨めた理由、そして就活と仕事のつながりまで。選考を受けた側とする側、両方の視点が見える対談です。

Profile登場社員

  • 報道情報局報道センター/2021年入社
    田中 万結香
  • 制作局制作部/2015年入社
    北川 大記
田中 万結香(5年目)× 北川 大記(11年目)

面談員だった先輩に、5年越しに聞いてみた

選考中のあの面談、どんなふうに見られていたのか、いま聞けたら──。5年前に就活生だった社員が、当時の面談員に改めて聞いた「選考の本音」。評価された意外なポイント、緊張せずに臨めた理由、そして就活と仕事のつながりまで。選考を受けた側とする側、両方の視点が見える対談です。

はじめに:この対談のきっかけ

就職活動中、MBSの2次選考で私の面談を担当してくれたのが北川さんでした。 一番印象に残っているのは、アフロ(先輩のくせっ毛)。ただでさえ緊張している中、アフロ髪にスーツの面談員ということに驚きはしたものの、話しかけてくれた雰囲気がすごく柔らかくて、「こんな先輩がいる会社なら働いてみたいかも」と感じたのを覚えています。 入社してからは、同じ東京支社でたくさんお世話になりました。今だからこそ聞けることがあると思って、当時の面談員だった北川さんに、改めてお話を伺いました。

面談で見ていたのは「この人と一緒に働きたいかどうか」

田中:

面談での、私のこと覚えていますか?

北川:

そりゃあ……って言いたいところやけど、1日20人くらい見るからなぁ(笑)。 でも、ちゃんと話したいなって思った子のことは、自然と印象に残るもんやと思う。

田中:

当時、どんなところを見ていたんですか?

北川:

うちは人事じゃなくて現場の人間が面談するやろ?結局、“この人と一緒に働きたいかどうか”ってことやと思う。営業の人も、制作の人も、それぞれの視点で“この子とは一緒に働けるか”を見ていると思う。

私も、今になってその意味がよくわかります。 ただ「すごい実績がある人」じゃなくて、「ちゃんと話せるか」「一緒に仕事できそうか」という、人としての根の部分が大事なんだなと。

面談の入り口は、「字、きれいすぎひん?」から

北川:

字がきれいって、それだけで“この子、丁寧にやってるんやな”って伝わる。修正の仕方とかでも、ちゃんと気持ちは見えるから。

エントリーシートの字一つにまで、しっかり目を向けてくれていること。何気ないところにも丁寧に向き合ってくれていること。その姿勢がうれしくて、もっとこの会社の人たちと話したいと思いました。 今ではエントリーシートは手書きではなくなってしまいましたが、それでも言葉の選び方にはできる限りの丁寧さを込めるのがいいのではないかと思います。私も、選考が進む中で手書きの提出物を求められた場面では、しっかりと自分の強みをアピールしました。

「覚えられる人」になるのは、営業でも就活でも強い

田中:

私は北川さんのこと、アフロでばっちりと覚えていました(笑)

北川:

そりゃそう(笑) 営業時代、銀座でおばちゃんに二度見されたもん。スーツでアフロって、普通おらんし。

田中:

でも、それって営業では強みになりますよね。 “思い出してもらえる”って、すごく大事なことだと思います。

北川:

営業なんて特にそう。代理店の人が、“誰にこの案件を依頼しようかな”って考えたときに、まず名前が浮かぶことが大事やから。

就活でも同じで、「あ、あの子ね」って思ってもらえることが、その後の評価に繋がることもあると思います。

無理せず、自分の言葉で話すのがいちばんいい

北川:

エントリーシートでも面談でも、“作り込んだな”ってわかる子、やっぱり多いよ。でも、そういうのって意外と響かへん。

田中:

“このために無理してボランティアやった”みたいな話じゃなくて、自分が普段やっていることをちゃんと話す方がいいってことですよね。

北川:

そうそう。”バイト頑張った”とかでも、そこにどういう工夫があったかとか、それを自分の言葉でしゃべれてるかが大事。

私自身、面談ではあまり飾らず、そのままの自分で話すようにしていました。 今も、私はMBSで自然体で過ごせています。 何かを期待されて仕事を任せてもらえたり、自分の意見を臆せず言えたりしたときに、あのときの選択が間違ってなかったなと思うんですよね。

入社後、初めて再会したときのこと

入社して東京支社に行った初日、入口のあたりで見かけたアフロ姿の先輩。

田中:

「あっ、あのときの面談員の人や!」って思って、思わず「選考でお世話になりました」って声をかけました。

北川:

“残ってくれててうれしいわ〜”って返したけど、正直あのときは分かってなかった(笑)でも、ちゃんと挨拶してくれてうれしかったよ。

そのあと、何度もランチに誘ってもらって、仕事の相談に乗ってもらって。フラットな関係で話せる先輩がいるのは、すごく心強かったです。

私たちの今と、これから

私は今、営業を経て、報道では2年目。 現場での緊張感もありつつ、先輩・後輩の関係も風通しが良くて学ぶことがたくさんあります。 北川さんは、今制作部で1年目。事業、ラジオ(東京)と経験して、30代になりながらも「現場をやりたい」と希望を出して叶ったそうです。

北川:

イベントと番組が連動するような、新しいことやりたいなって。今現場にいる20代前半の子たちと一緒に企画考えるのも楽しいよ。

田中:

またご一緒できる日を楽しみにしてます!

北川:

そやな。あとごはんもまた行こう。

最後に、就活中のあなたに伝えたいこと

北川:

“いい子に見せよう”とするより、自分の言葉で話してくれた方が印象に残る。 そうすると、こちらにも、どんな人か伝わる。

田中:

私も、“ありのままでいくのが一番やな”って思いました。 緊張はしていたけど、自分の言葉でしゃべることは意識していました。

就活では、短い時間の面談で何が伝わるのか不安になったこともありました。 でも、自分を無理に変えなくても、ちゃんと見てくれる人がいる。そのことを、どこかで思い出してもらえたらうれしいです。

Profile

  • 田中 万結香
    報道情報局報道センター/2021年入社
  • 北川 大記
    制作局制作部/2015年入社