「南條工房」七代・南條和哉 #337 2023年01月22日(日)放送

「おりん」仏具の1つ。音で邪気を払い除け、空気を清めるとされています。
今回の主人公は南條和哉さん。
京都府・宇治の地でおりんなどの鳴り物の神仏具を制作している「南條工房」の七代目です。

南城工房のおりんの特徴は、その音色にあります。
真っ直ぐ透き通るように伸びる音。仏具を作るというよりも、音色を作っているんだと南條さんは語ります。

この音色を実現しているのが、佐波理(さはり)という銅に錫(すず)を加えた合金。
一般的なおりんの材質は真鍮ですが、南條工房ではこの佐波理にこだわっておりんを作り続けています。
錫の配合を限界まで高めることによって非常に固くなり、それゆえ扱いが難しい金属。
加工には高度な技術が必要ですが、澄み切った音色の実現のため、譲れない部分でもあります。

南條さんはおりんの魅力をもっとたくさんの人に知ってもらうため、新たな取り組みをはじめました。




【INFORMATION】
●南條工房
〒611-0041 京都府宇治市槇島町千足42−2
電話番号:0774-22-2181
公式HP:https://linne-orin.com/

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