アクセサリー作家・安成 晶 #296 2022年04月03日(日)放送

今回の京都知新は、アクセサリー作家の安成晶さんをご紹介します。

安成さんは材料に顔料で着色した色鮮やかな漆を使い、「拭き漆」と呼ばれる漆芸の技法を用いることで深みのある豊かな色彩と漆独特のツヤを持つアクセサリーを作っています。
さらに、アクセサリーに植物をモチーフにした緻密かつ繊細な絵を描きます。
安成さんが手掛ける作品はひとつとして同じ形、同じ色のものがない1点物です。

京都出身の安成さんは、伝統産業の技術者を育成する研修で2年にわたり漆芸を学びました。
その後、寺社の修理や工芸品の販売を経験し、漆の魅力を新たな形で伝えたいと2015年から、アクセサリー作家として活動してきました。

そんな安成さんのもうひとつの仕事が器の修復です。
欠けたり割れたりした器を、漆を使って修復する技法に「金継ぎ」があります。
金継ぎは継ぎ目を金や銀で装飾し、修復した後をあえて残すことで新たな表情を見せる器に生まれ変わらせる伝統技法です。
安成さんは金継ぎを自分流にアレンジして修復を行っています。

安成さんの漆への思い、さらにアクセサリー作りや器の修復がどのように行われているのかを番組でご紹介します。


【INFORMATION】
●公式ホームページ「hoshikage works」
https://hoshikageworks.com/

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