モザイクタイル作家・池田泰佑 #229 2020年12月13日(日)放送
![](https://www.mbs.jp/kyoto-chishin/tv/assets_c/2020/12/457e08fc3e28466498ba033f336ffacefb6c5b8a-thumb-860xauto-39622.jpg)
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京都に残る近代建築の多くに、ある特別なタイルが使われています。泰山(たいざん)タイルです。泰山タイルとは、池田泰山が東九条に創業した泰山製陶所で作られた建築用装飾タイルのこと。大量生産の工業製品ではなく、小規模の手作りを貫き、美術工芸品として建築家や施主に愛されました。泰山製陶所は1973年に閉鎖されましたが、その技術とものづくりの精神を受け継ぐ人物がいます。泰山の孫、池田泰佑さんです。かつて泰山製陶所に勤め、現在はモザイクタイル作家として活動しています。
泰山タイルの特長の一つが「集成モザイク」。最初に絵柄を構成し、配色に従ってタイルを焼き分け、形に沿ってタイルを切り、貼り合わせる技法です。池田さんはこの技法を使って、森をテーマにした作品を制作しています。多彩な表現が可能で、現在まで広く用いられています。
さらに製造の段階で余った様々なタイルを組み合わせる「乱貼り」、同じ釉薬を使っていても窯の中で異なる色味に焼き上がる「窯変タイル」といった技法も泰山製陶所の専売特許。 手づくりタイルは、施工や管理が容易な新建材に取って代わられましたが、祖父が残したかけがえのない仕事、技術や心を、池田泰佑さんは語り継いでいきます。
泰山タイルの特長の一つが「集成モザイク」。最初に絵柄を構成し、配色に従ってタイルを焼き分け、形に沿ってタイルを切り、貼り合わせる技法です。池田さんはこの技法を使って、森をテーマにした作品を制作しています。多彩な表現が可能で、現在まで広く用いられています。
さらに製造の段階で余った様々なタイルを組み合わせる「乱貼り」、同じ釉薬を使っていても窯の中で異なる色味に焼き上がる「窯変タイル」といった技法も泰山製陶所の専売特許。 手づくりタイルは、施工や管理が容易な新建材に取って代わられましたが、祖父が残したかけがえのない仕事、技術や心を、池田泰佑さんは語り継いでいきます。
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