嵯峩螺鈿 野村 三代・野村守|デザイナー・竹中大輔 #205 2020年06月21日(日)放送
今回は嵯峨嵐山で活動する2人を紹介します。
1人目は創業100年を超える「嵯峩螺鈿 野村」の三代目・伝統工芸師の野村守さん。野村さんはこれまで、茶道の棗などを中心に製作活動を展開してきました。
螺鈿の生命線は「光」。その唯一無二の光を作り出すために、貝殻の個性を見極め、超絶技巧で薄く削り上げ、漆器に施すというプロの手仕事は、孤独でありながらも、職人の技量が試される大きな舞台でもあります。
野村さんは「光」と「空間」の演出技術を使い、業界でいち早く女性を彩るアクセサリーを製作しました。さらに2015年には、新たなアクセサリーブランド「MAMORI」を立ち上げました。
日々模索と挑戦を続ける野村さんの思いとは?
2人目はデザイナー・竹中大輔さん。2014年から着物端切れに金彩を施したグラスマーカーを制作しています。
竹中さんは金彩を生業とする「竹中金彩」で生まれ育ちました。金彩とは金箔で布や工芸品を装飾する技法です。京都では特に着物の装飾のため、仕上げの作業として行われます。金箔を糊で直接布に接着する方法は、一説によると室町時代に中国から日本に伝来しました。金泊をいれることで着物が華やかになり、豪華さが増すのです。
家業は継がずデザイナーとして活動していましたが、落ち込む家業をどうにかしたいと実家に戻ることを決意。日常のなかに溶け込む金彩を目指し、新しい商品を考案してきました。
企画・デザインは大輔さんが、金彩を施すのはこの道50年になる父・秀美さんが担当しています。父が長年守ってきた変わらぬ金彩の美しさを、世の中に広めていく大輔さんの思いに迫ります。
【INFORMATION】
「嵯峩螺鈿 野村」
〒616-8422 京都市右京区嵯峨釈迦堂大門町26
TEL/FAX:075-871-4353
受付時間 :9:00~18:00
https://sagaraden.com/
「竹中金彩」
〒616-8414 京都市右京区嵯峨大覚寺門前八軒町20-12
TEL:075-871-4635
http://takenaka-kinsai.jp/
1人目は創業100年を超える「嵯峩螺鈿 野村」の三代目・伝統工芸師の野村守さん。野村さんはこれまで、茶道の棗などを中心に製作活動を展開してきました。
螺鈿の生命線は「光」。その唯一無二の光を作り出すために、貝殻の個性を見極め、超絶技巧で薄く削り上げ、漆器に施すというプロの手仕事は、孤独でありながらも、職人の技量が試される大きな舞台でもあります。
野村さんは「光」と「空間」の演出技術を使い、業界でいち早く女性を彩るアクセサリーを製作しました。さらに2015年には、新たなアクセサリーブランド「MAMORI」を立ち上げました。
日々模索と挑戦を続ける野村さんの思いとは?
2人目はデザイナー・竹中大輔さん。2014年から着物端切れに金彩を施したグラスマーカーを制作しています。
竹中さんは金彩を生業とする「竹中金彩」で生まれ育ちました。金彩とは金箔で布や工芸品を装飾する技法です。京都では特に着物の装飾のため、仕上げの作業として行われます。金箔を糊で直接布に接着する方法は、一説によると室町時代に中国から日本に伝来しました。金泊をいれることで着物が華やかになり、豪華さが増すのです。
家業は継がずデザイナーとして活動していましたが、落ち込む家業をどうにかしたいと実家に戻ることを決意。日常のなかに溶け込む金彩を目指し、新しい商品を考案してきました。
企画・デザインは大輔さんが、金彩を施すのはこの道50年になる父・秀美さんが担当しています。父が長年守ってきた変わらぬ金彩の美しさを、世の中に広めていく大輔さんの思いに迫ります。
【INFORMATION】
「嵯峩螺鈿 野村」
〒616-8422 京都市右京区嵯峨釈迦堂大門町26
TEL/FAX:075-871-4353
受付時間 :9:00~18:00
https://sagaraden.com/
「竹中金彩」
〒616-8414 京都市右京区嵯峨大覚寺門前八軒町20-12
TEL:075-871-4635
http://takenaka-kinsai.jp/
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