『仁和寺音舞台』と３人のアーティスト #173 2019年11月03日(日)放送

２０１９年９月７日。"東洋と西洋の出会い"をテーマにした音楽企画『仁和寺音舞台』が開かれました。今回の京都知新では、その舞台のために作品を作った３人のアーティストをご紹介します。

【亀田富染工場・亀田和明さん】
観光の名物とも言える、嵐電・嵐山駅にある光るポールのオブジェ『キモノ フォレスト」。京友禅の図柄をアクリルのポールに包んだ作品です。その図柄を染めたのが亀田さんです。さらに亀田さんは、ファクトリーブランド『パゴン』を立ち上げ、京友禅とアロハシャツを融合させました。現在は会長となり、京友禅の染色で培った技術を元に、様々な作品を作る染めアーティスト。

【日吉屋・西堀耕太郎さん】
京都・上京区でおよそ１６０年続く京和傘・日吉屋五代目。
もともとは和歌山県新宮市の職員でしたが、和傘の美しさに魅了され、妻の実家である日吉屋から技を受け継ぎ、和傘職人となりました。西堀さんは、この和傘の直線美と開閉できるという機能性、そして和紙を通したときの光の美しさに注目し、数年前からその技術を照明作りにも活かしはじめました。

【書家・川尾朋子さん】
自分が文字の一部となる"人文字"という書の新たな表現方法を生み出し、エネルギッシュで大胆な独自の世界観で注目を集めています。長さ８０センチの筆、３リットルもの墨を使い、全身を使って６畳分ほどの和紙に表現する川尾さん。書いてすぐに自分も文字の一部となり、セルフタイマーで撮影し、書とポートレイトを融合させた作品にする作風が彼女の真骨頂です。時代を超えて受け継がれる美しい日本の文字を伝えるため、様々な活動にも取り組んでいます。


～『仁和寺音舞台』地上波放送のお知らせ～
１１月３日（日） 深夜０時３０分～１時２４分
ＭＢＳ・ＴＢＳ系全国ネット放送


【INFORMATION】
亀田富染工場
https://pagong.jp/
【本店】
住所：京都市右京区西院西溝崎町17
営業時間：11:00～18:00
定休日：不定休(お問合わせください）※3月31日（金）は、イベントのため休業させていただきます
電話：075-322-2391
日吉屋
https://www.wagasa.com/
【京都本店】
住所：京都市上京区寺之内通堀川東入ル百々町546
営業時間：10:00～17:00
定休日： 土 / 日 / 年末年始
＊土曜日のご来店は事前のご予約にて承ります。
ご来店の三日前までにお電話にてご連絡ください。
電話：075-441-6644