鷲野染工場代表・鷲野城克一 #152 2019年05月26日(日)放送

本当は止まっているのに、まるで動いているかのように見える視覚的な錯覚を「錯視」といいます。今回の主人公は、この錯視図形を生地に染める鷲野城克一さん。鷲野さんの家は代々、傘や服の生地を染めてきました。

錯視の面白さに目覚めたきっかけは立命館大学総合心理学部の北岡明佳教授との出会いです。北岡教授は世界的に知られた錯視研究の第一人者で、レディー・ガガのアルバムに教授のデザインが採用されています。
錯視図形の染め方は「手捺染」。色ごとに3枚の型を使い染めていきます。手間を惜しまず付加価値の高い商品を提供することが鷲野さんの信念です。また、錯視柄で仕立てた高品質な傘。この道60年の職人にオーダーし、内側には骨を隠すために別の生地を張るなど、細部まで職人技が行き届いています。
鷲野さんの錯視図形に対する思いにせまります。

【INFORMATION】
鷲野染工場
〒606-8183
京都市左京区一乗寺大新開町43

Movie

京都知新オススメの京都 職人&工房 体験