仏師・三浦耀山 #150 2019年05月12日(日)放送

仏師の三浦耀山さんは、会社員から仏師に転向したという異例の経歴の持ち主です。
13年の修業を経て2012年39歳で独立し、京都御所の近くに「三浦仏像彫刻所」を立ち上げました。工房では仏像の制作から修復も手がけています。

そして現在、三浦さんは仏教の世界観を現代のテクノロジーを使い、わかりやすく伝えようと挑戦しています。その一つが、阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩、いわゆる阿弥陀三尊を、なんとドローンにのせて飛ばすというもの。これは平等院鳳凰堂にある「雲中供養菩薩」を現代的な表現で表したものです。

さらに三頭身の「わらべ仏」、3Dプリンターの技術を使った「ガチャ仏」など、ユニークな仏像も作っています。「仏像様式は時代の最先端を取り入れた歴史があり、今の時代ならもっとわかりやすく表現できるのではないか」という三浦耀山さん。
様々な仏像づくりに挑戦する"現代の仏師"の姿をご紹介します。


【INFORMATION】
「三浦仏像彫刻所」
住所 〒602-8077 京都府京都市上京区上長者町通西洞院東入土御門町311番地
電話 075-203-7072

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