京はきもの匠・内藤誠治 #90 2018年02月11日(日)放送
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四条通り・南座のそばにある、明治8年創業の京はきもの匠「祇園 ない藤」。
ここの五代当主・内藤誠治さんは、140年以上にわたり磨かれてきた技術で和装には欠かせない履物を作り続けています。
内藤さんは台に鼻緒を建てる仕上げの作業や、傷んだ鼻緒の修理を行うとともに、お客さんから直接オーダーを受け、好みや要望をかたちにする草履全体のプロデューサー。
「祇園 ない藤」では、数千種類の品揃えの中から鼻緒と台を選び、その人にあう世界でひとつだけの一足を仕立ててゆきます。
日本人の生活様式と風土にあうように作られ、使われてきた鼻緒のある履物。内藤さんは、その良さを現代の人たちにもっと知ってほしい思い、和服にも洋服にも似合う和テイストのビーチサンダルを考案しました。
足の指でしっかりと鼻緒をはさみ、歩く草履を通して、内藤さんは足元から日本の文化を支えているのです。
【INFORMATION】
祇園 ない藤
〒605-0803 京都市東山区亀井町43−1