爪掻本綴織・小玉紫泉 #82 2017年12月17日(日)放送

「爪掻本綴織」とは爪をヤスリでノコギリの刃のようにギザギザに刻み、緯糸と経糸を合わせていく西陣に伝わる独特の技法。この技法を使い、糸染めから図案、織りまでを一人でこなすのが小玉紫泉さんです。

児玉さんは、西陣でつづれ織りの技術を学びますが、柄織りなどはほぼ独学。その作品は平面ではなく立体的なものが多く、伝統的な西陣織とは一線を画しているのが特徴です。

これまで多くの賞を獲りその名を広めた小玉さんですが、いま新たに取り組んでいるものが「地球を立体的に織物で表現する」こと。彼女は、亡き夫の言葉がきっかけとなり「美術品」を作り始めましたが、その集大成でもある個展の名は「美しき地球」。その名前に込めた小玉さんの思いとは? 
彼女の爪掻本綴織にかける人生を追いかけます。

【INFORMATION】
小玉紫泉つづれ織工房
〒603-8321 京都市北区平野鳥居前町24-33

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