真っ白な世界~盲導犬で広がる視界~
大阪市の浅井純子さん(51)は6年前に視力を失いました。その彼女の"目"となっているのが盲導犬のヴィヴィッドです。1歳8カ月のときに浅井さんのもとにやってきて、8年間、片時も離れず過ごしてきました。
浅井さんの身体に異変が起きたのは30歳のときのこと。夫の茂さん(69)と結婚して約1年が経ったころ、突然周りがぼやけて見えたことが始まりでした。病名は「モーレン潰瘍」。角膜移植を繰り返しますが治療法はほかになく45歳で全盲に。生きる希望を失い、自殺を考えたこともありました。その後、現実を受け入れた浅井さんは、障害がある人に希望を与えたいと思い、誰よりも"笑顔"で、"前向き"に生きていくことを決めました。ヴィヴィッドとの生活がはじまると、社交ダンスやマラソンにチャレンジ。障害者の"常識"を打ち破ろうとしてきました。
浅井さんは目が見えなくなって気が付いたことがあります。全盲の世界は"真っ暗"ではなく、"真っ白"だということ。相棒ヴィヴィッドも10歳となり、盲導犬として引退する時が近づきました。「真っ白な世界」で生きる彼女と、相棒ヴィヴィッドの歩みを記録しました。
受賞のお知らせ
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第44回「地方の時代」映像祭2024 優秀賞・審査委員特別賞受賞
『映像'24 政治家が最も恐れる男』
(2024年6月30日放送)
最近の主な受賞から
- 第44回「地方の時代」映像祭2024 優秀賞・審査委員特別賞受賞『映像'24 政治家が最も恐れる男』(2024年6月30日放送)
- 第61回ギャラクシー賞テレビ部門入賞『映像'24 労組と弾圧~関西生コン事件を考える~』(2024年3月31日放送)
- 第61回ギャラクシー賞奨励賞受賞『映像'24 記者たち~多数になびく社会のなかで~』(2024年3月3日放送)
- 第31回坂田記念ジャーナリズム賞受賞『映像'23 小児性犯罪~当事者たちの証言~』(2023年7月30日放送)
- JNNネットワーク協議会賞受賞『映像'23 小児性犯罪~当事者たちの証言~』(2023年7月30日放送)