MBS(毎日放送)

小林ゆう

2024年8月7日、番組収録で来社された小林さんにお話を伺いました。小林さんは「金の卵9個目オーディション」を経て、2017年、新喜劇に入団。元気いっぱいのポジティブキャラとして人気を集めています。

―7月14日に配信リリースされた秘蔵っ子の『マドンナ』は夏を感じる楽曲ですね。

作詞は(湯澤)花梨ちゃんが担当したんですが、ようこんなん書けるなと思います。私そういう能力ないので枯れちゃいます。振り付けは、秘蔵っ子メンバーの重谷ほたるさんのお知り合いの方で。プロの方に振り付けを作っていただいたという感じです。男の子目線の歌を女の子が歌って、女の子のダンスを男の子が一生懸命してるんですが、ちゃんとマッチして、それぞれが可愛いです。

―秘蔵っ子は結成から1年と4か月たちましたが、今の率直な気持ちはいかがですか?

世代が近い分、意見交換がしやすいというか。みんなそれぞれ1年半も一緒にいたら、絆じゃないですけど、ちゃんとしゃべれるようになってきて、最初は「苦手やな」と思った子も、「あれ? 意外といい子やん」みたいな。いい感じにはなってきています。

―チームワークが高まってきていると。

新喜劇はひと舞台で20人ほどが出演するので、そのなかで若手が12人集まることなんかないんですね。秘蔵っ子はメンバー12人のうち、女子が5人いるんですけど、舞台で5人そろうことはまったくないので。だから新鮮というか、そういう機会はありがたいなと思います。

―7月14日には秘蔵っ子の単独ライブ『吉本新喜劇・まるごと秘蔵っ子 vol.4』がおこなわれました。

ライブではちっちゃい子どもが応援してくれることが増えました。新喜劇の舞台でもそうなんですけど、うれしいことに「アイドル姿の小林ゆうちゃんを見たい」「ゆうちゃんみたいになりたい」みたいな女の子が増えてきたなって。子どもって裏切れないし、裏切らないじゃないですか。だからもう頑張ろうと思います!

―ライブにも推しが一目で分かるファンの方もいらっしゃいますね。

私のメンバーカラーがオレンジなんですけど、子どもがオレンジのシュシュを着けてくれてたり。あと、いつもツインテールをしてるんですけど、同じ髪型にしてくれていたり「かわいい!」ってなります。そんな子たちをみたら「元気に頑張ろう!」って気持ちになるというか、こちらがパワーをもらっています。そういう子が増えました。(湯澤)花梨ちゃんも、前列に「湯澤花梨」っていうウチワを持ってる女の子、多分、花梨ちゃんと同い年くらいなんかな(?)の子がいたりして。そういうのって珍しいじゃないですか。だから響いてるというか、新喜劇と違う姿を見てもらうことによって、違う方面からの熱いファンの方が増えたなと感じます。秘蔵っ子のおかげで推してもらえることが増えましたね。

―着実に手応えを感じられていますね。

いま「吉本新喜劇座員総選挙2024(※)」をやってるんですけど、それを秘蔵っ子くくりで応援してくれる子が多いので、すごい効果やなと思います。この1年半、認知はされてきたなと思います。応援してくれるファンが増えてうれしいです。
※投票期間:2024年7月31日~8月31日

―ファンの層はいかがですか?

小さい子どもから若い層もいらっしゃいますし、お母さん世代、おじさまとかもいはるし、私のおばあちゃんも秘蔵っ子ファンです(笑)。80歳ですけど「私は好きやわ」いうて。秘蔵っ子ライブは毎回来てくれるんですよ、「いつあんの次?」っておばあちゃんが。元々、詩吟をやってたから歌とかが好きで、おばあちゃんは秘蔵っ子大好きです!

―間寛平GMの言葉で印象に残っているのは?

寛平師匠の「打たれて、打たれて、這い上がっていくんや」っていう言葉です。人間って強そうにみえて弱いから、打たれたら「うわ~」ってなるけど、寛平師匠はいまスゴイじゃないですか、あの寛平師匠が打たれてきたんだって思ったら、ゾンビじゃないですけど、打たれても何回も起き上がっていかなアカンなと日々思います。寛平師匠は前向きというか、素直に頑張れって、当たり前のようなことなんですけど、その軸がしっかりしてはるから説得力がエグいです。「たしかに!!」ってなります。
寛平師匠は私たち秘蔵っ子をすごい愛してくれています。「売れていけよー」って。年齢的にいったらおじいちゃんと孫くらいの、人生の大先輩ですよ。

―小林さんはお笑いやモノマネなど、全国ネットの番組でも活躍されてますよね。

それこそ、打たれて、打たれて、這い上がっていきたいと思います。自分が商品というのもあれですけど、この世界。華のある人間になりたいんで。「あいつおったら華やかやな」っていう存在になりたいです。「誰かになりたい!」ってよりは、「職業小林ゆう」でやっていきたいと思います。「小林ゆうちゃんになりたい」っていわれるような人になりたいと思います。1個ずつ頑張ってやっていきたいです。

―新喜劇に入団されて7年目、どんな思いで取り組まれていますか。

私はもともと松浦景子さんを新喜劇で見て、「えー! 新喜劇でバレエを踊っている人がおる。新喜劇って踊れるんや、踊りてー!」って入ってきたんですけど、最初は「踊りたい、踊りたい」だったんですけど、どんどん新喜劇が好きになって、今は踊りたいより「新喜劇やりたい」が勝ってます。心境の変化というか、踊りたくて新喜劇入ったけど、今は踊りは後でいいかなって。新喜劇したい、演技もしたいし、笑かせることもしたい、泣かせたいとか全部、そんな気持ちになっています。メッチャ真面目に答えました(笑)

―小林さんといえば体の柔らかさを活かしたギャグが印象的です。

体のギャグをいつまでできるかと思ってて、「今日も元気です!」てギャグも全然ウケてないんですけど、60歳で「今日も元気です!」ってやったら面白いやろうなと。だから続けようと思ってます。ガスガスの声で、おばあちゃんになってもやっときたいなと。今はそのためのフリです。今ウケなくてもいいです。おばあちゃんになった時のフリということで(笑)

―今後、新喜劇でやってみたい役柄はありますか?

“カラースーツを着たヤクザ”が出来るくらいネタを極めて、存在感のある人間になりたいです。女の人でカラースーツを着たヤクザって(島田)珠代姉さんだけなんですよ。あとは服装は違うけど(森田)まりこ姉さん。もう、あれがかっこよくて。パンチパーマみたいな髪型してね、あのスーツで出てきたらカッコいいなと思います。そのぐらい説得力のある人間にならないとアカンのですけど。一体いつになることやら。それこそおばあちゃんになってからかもしれないですけど。ずっと憧れにはあります。ずっと心にあります。やっぱ鉄板ネタがいるんで。体が柔らかいだけじゃダメなんでね。「何か作らないと」って思ってます!

―視聴者の方にメッセージをお願いします

小林ゆうは今日も元気です!

2024年8月7日談

▼以下は2018年6月12日に伺ったインタビューです。

第77回 小林ゆう

何にも知らなかったんで、何もかもがすごい楽しいです。

―金の卵9個目ですが、お笑いを目指されていたんですか?

私は4歳からずっとバレエをやっていて、バレエの道に行こうと思ってたんです。でも、後でお母さんから聞いたんですが、バレエの先生から「ゆうちゃんはバレリーナとかじゃなくて、吉本入り~や」とよく冗談で言われていたと聞いて、私自身が一番ビックリしてます。思い出したら、一緒にバレエを習っていた弟と2人、ふざけて「チビターズ」とか言って漫才をやってたなあ、と。小学校5年の時もお楽しみ会でクラスの仲のいい友だちと組んで、オバさんになりきった面白くない漫才をやってたなあ、とか。
(バレエはいつまで?)
今も一応ずっとやってます。高校にもバレエの推薦で入ったんですよ。大学も行ってないので、受験なしの人生で…。
(おいくつですか?)
今、19歳です。高校卒業してすぐ新喜劇に入りました。新喜劇は18歳以上なんですが、応募書類を送る時は17歳で。最初、いけるのかな~と思いつつ。
(バレエ人生から一転お笑いに?)
高校の時のクラスがみんな面白くて、私がいろんなことをするタイプだったので、「オモロイやん!」と言われることに快感があって。人を笑顔にするのは昔から好きでした。小2の時に平野区から天満へ引っ越してきたんですけど、当時、「どうしたら友だちができるかなあ、そうや! 面白いことをしたらいいんや!」と言ってたみたいです。私は覚えてないんですが。

―新喜劇に応募されるきっかけは?

新喜劇は子どもの頃からテレビでは見てたんです。当時はまさか、入るとは思ってなかったですが。お母さんが初めて生で新喜劇を見たのが、「茂造と恋のエトワール」で、松浦景子さんが主役でバレエを踊ってたんです。で、「バレエの子いたよ。メッチャ踊ってたよ」と言われて、その舞台をテレビで見た瞬間、目が輝いて…「こんなんあるのか!?」と思いました。その時は夏で、いいなあとは思いながら、進路選択の時期に舞台人になりたいなあと。私、高校2年~3年の春休みを利用して、2か月間ロシアに留学したことがあるんです。バレエのコンクールで留学許可を頂いて。
(ロシアってすごいですね~)
最初は行った瞬間に「帰りたい!」と思いましたけど。もう、プロポーション(体型)が全然違う。みんな手も足も長いし、背は高いし。でも行ってるうちに楽しくなって。帰る時には帰りたくないっていう気持ちでした。1年留学できたんですけど、当時のクラスの友だちが大好きだったので、一緒に卒業したいと思って。バレエも大好きなんですけど、人を笑わせることが好きという思いが強くて。新喜劇でバレエっていうのを見て、「えっ!?」と思いました。すごいなあと。だから松浦さんがきっかけなんですよ。今、一緒に踊らせていただいているんですが、最初の時は「これは夢かっ!?」と思いました。踊る役だけだったんですけど、楽しくてうれしくて、幸せやなあと思いました。

―オーディションはどうでしたか?

2次の面接で「特技披露」って書いてあったので、歌って踊りました。体が柔らかいので、エビ反りで足が顔の横まで来るんですよ。その状態で歌を歌ったら、緊張とかいろいろ混じって、むせてしまって…。審査員の方から心配されるっていう。まわりはお笑いの人ばっかりですごく面白いのに1人だけ浮いてました。その場に行けたことだけでもうれしいなと。最後に「最近何か面白いことありますか?」と聞かれたので、何もなかったのに、「ハイ!」って手を挙げて、高校のお別れ会でみんなと別れるのがさみしすぎて大泣きしたことを話したんです。そしたら、その時のことが甦ってきて、ぶわっと涙が出て「私ね、ほんとに、もう、みんなが大好きで、たまらなく、さみしいんですよ~」と大号泣してしまって。泣いても笑っておこうとしたので、凄い顔になってました。それでメッチャ笑われました。
(次はお芝居ですよね)
3次はお芝居だったんですが、小学校5年から、ミュージカルを習ってまして、台本を読むとか覚えるのは大丈夫でした。ただどうしても、ミュージカル調になってしまったんですけど。とりあえず、笑顔を絶やさず、一生懸命やろうと思ってました。「合格です」となった時は、「!?」ってなりましたね。先のことを何にも考えてなかったんで。昔から行動力だけ凄かったみたいで。あと積極性と。実は吉本興業がやっているヒントン・バトルダンスアカデミーの1期生としても受かってたんです。同じタイミングで合格が来て、どっちを選ぶかってなって、新喜劇を選んだんです。

―入団されたのは?

2017年5月からなので、ちょうど1年になります。
(入ってみて驚かれたことは?)
すべてビックリでした。ほんとに社会経験をしないままガン!と入ってしまったので。何と言いますか、礼儀から何も知らなくて。未知、無知って感じで。だから、疑問がないんですよ。こういうもんなんだって。「なんでせなあかんのやろ?」がなくて。「あ~そうなんや」と。
(なんでも吸収できちゃう?)
いや、出来ないので、見てください、これ。(と、スパイダーマンの丸型メモを披露)全部、ルールを書いてるんですよ。私ほんとにバカで、忘れてしまうんで…。
(すご~い!)
これがもう唯一のよりどころというか、困った時に「何やったっけ?」と。書き過ぎて、どこに何を書いたかわからなくなるんですけど。忘れないようにしてます。
(困った時にスパイダーマンが助けてくれる…)
これがあるとちょっと安心します。
(先輩方もよく面倒を見てくださる?)
もう、ほんっとに優しいお姉さんばっかりで。なにもかも教えてもらってばっかりです。

―初舞台は?

11月の西梅田劇場の酒井藍さんが座長の舞台にオープニングの役で出させてもらいました。舞台に出た瞬間の快感、というか。「うれしい、楽しい、何これ!?」と思った瞬間に、「新喜劇いいなあ」と改めて思って。明るく元気に、をモットーにやったんですが、バレエでは声を張ってこなかったんで、大声を出し過ぎて、楽日の前日くらいに声がかすれて出なくなってしまいました。その時は加湿器とかも知らなかったんで、口開けたまま寝てて。朝起きたら、「声ない!」みたいな。お姉さん方は「大丈夫やで」と言ってくださったんですけど、家で泣きまくました。「初舞台で声飛ぶって、もう~」「次出番なかったらどうしよう~」って(笑)

―失敗談はありますか?

5月に入団して、7日にお披露目会があったんですよ。3座長公演のあとで9個目がお客さんの前で自己紹介していくんですけど、自己紹介で名前を言うのを忘れたのが、私なんです。
(え!? 自己紹介なのに?(笑))
はい。もうバカじゃないかと。私、2番目やったんですけど、「こんにちは~踊ることが大好き、歌うことが大好き、しゃべることが大好き。最近はビートルズとクイーンにハマってます。あ、バレエやってます!」。小籔さんから「名前言うて~」みたいな。
(あははは)
それに、私、めっちゃコケまくるんですよ。
(コケる? 新喜劇のコケじゃなくて?)
初めての辻本さん週で、曲が流れて突然出て来て踊って、帰る。「何で出て来てん!」っていうだけのところを、めっちゃ張り切りすぎたのか、踊った後にグラングランになって、帰る時にドタンバタン、ドタンバタンってコケて。全然帰れなくて、ボケをつぶしてしまったっていう…。辻本さんから「何や、あれは!?」とツッコまれました。
(バレエで体幹しっかりしてそうですけど…)
そうなんですよ。昔から鈍くさくて。この線も(額を指さし)、1歳の時に階段から転げ落ちて、パカンって割れて…。
(えっ!? 割れた!?)
初NGKの時には、出て来て、踊る前にコケて…。「またコケたよ」って。で、若井みどり師匠が、楽屋で「寝転がってみ」って。「あんた足の長さ違うわ!」って足を引っ張ってくださったんですよ。その次の舞台はすごく踊りやすくて…えへへへ(笑)。
(はははは)
一番面白かったコケ方は、警官役で「お前たち、現行犯で逮捕する!」って言った後に、バーン、ドンって前のめりにコケて。(床に伏せて)こんな風に舞台上で床にカエルみたいになってました。その次のボケも「なんやねん」みたいなことになって…。
(あの~ストッキングに伝線入ってます…)
えっ!? ギャハハハハ! もう、めちゃめちゃですわ~ホントに。

―これまでで楽しかった、印象に残っている舞台は?

初NGKで踊らせていただいたのも楽しかったですし、今年の2月の祇園花月の辻本座長の時に、初ヒロインといいますか、ロシアにバレエ留学に行く女の子の役をいただいたんです。セリフもいっぱいあって、踊るシーンもあって。楽しかったですね。松浦景子姉さんを見てたので、余計にうれしかったです。あんまり緊張しないタイプなんですけど、ビックリするほど緊張しました。あと、2月25日にあった烏川兄さんの「ひょっとこ大大感謝祭」で、高校生の役をいただいて。修学旅行生として旅館にやって来て、私ひとり別行動して大騒ぎになるという役で、とてもうれしかったのを覚えています。私でいいのか? 大丈夫なのか? と思いつつ、緊張しましたけど、あたたかいお兄さんお姉さん方に包まれて、とてもうれしかったです。
(ちなみにご家族は舞台を見に来られますか?)
お母さんは毎回来てくれます。「新喜劇入ってくれてよかったわ。お母さん、笑う機会が増えたから、すごいうれしいわ」って。それを聞いたら泣きそうになります。弟も見に来てくれて、ポロっと「姉ちゃん、ホンマすごいよ」って言ってくれたことがあって、「そんな風に思ってたん?」って。仲いいから何でも言い合えるんですけど。応援してくれてほんとにうれしいです。ありがたいです。

―まだ1年ですが、先輩の言葉で印象的だったのは?

珠代姉さんの、「弱音を吐いちゃいけない」という言葉が、その時の私には「わ~カッコいいな~」と思えました。ちょうど夜芝居の時で、3公演の後に2時間の夜芝居があるんです。そんな時で、特別な言葉じゃないと思うんですけど、特別に感じました。
(憧れの先輩は?)
新喜劇のお姉さんって全員ほんとにすごい素敵で。まず、優しい。教えてくださるし。新喜劇に入っていろんなことを勉強しました。お笑い、舞台、礼儀、言葉、歴史…あとメイクの勉強とか。ちゃんとしたメイクをしたことがなくて、適当にやってたんです。すごい面白いメイクしてたみたいで。初舞台の時は、顔真っ茶色にしてて…。
(茶色!?)
変な色のファンデーションを塗ってたみたいで。「サーファーか?」みたいな。それすら気づかず。おかしかったらおかしいと、ちゃんと言ってくださる、お姉さん方の優しさだと思います。

―この先、こんなことがやりたいという野望とかは?

メッチャちっちゃい野望なんですけど、暴走族の役がやりたいです(笑)。
(あははははは)
それこそ、新喜劇って日常じゃない役が出来るじゃないですか。警官の役をやった時のうれしさがハンパなくて…。「うわっ! やった!!」みたいな。全部楽しいんですけど。新喜劇って本当に不思議で、どんな役もあるじゃないですか。役いただけるだけありがたいんですけど、ドキドキ、バクバク。いろんな役が出来るようになりたいです。
(今はオープニングでネタを考えることも?)
それがなかなか難しくて…。面白いなって思ったことも、辻褄を考えて行ったら難しい。でもすごい楽しいです。若いというだけでやってる感じもしますが、元気と感謝を忘れずにやりたいです。
(お悩みはありますか?)
お悩みですか? 先がわからない…えへへへ(笑)でも生きてる限り、どんなことがあるかわからないんで。やらないより、やって後悔したいので、行動して行きたいです。

―プライベートでハマっていることは?

変身メイクです。私、変身願望が強いのか、変身メイクをするのが好きで。(スマホの画像を見せながら)これ「アリス・イン・ワンダーランド」の赤の女王で、これが「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」、ちょっと違いますけど。これ、怖いでしょ。目が左右で違うんです。これが「アバター」。これが「キャッツ」。これ「くるみ割り人形」。
(すっごおおお~い!!)
そういうメイクばっかりしてます。楽しいこと、面白いことを考えたくてしょうがなくて。
(どのくらい時間をかけているんですか?)
時間? 忘れてますね、やってる時は。だいたい夜中にやりたくなるんです。テスト前とか、特に。勉強せなあかんのに、「いや、もっと楽しいことがある!」って。何してるねん!って話ですけど。
(ほかに食べ物とか場所で好きなものとかは?)
食べ物…キムチ。全然かわいくないですけど、キムチが好き。
(意外なものが出てきましたね)
10歳の時にお父さんのつまみのキムチを食べたのが忘れられなくて。そこから辛いものの虜ですね。チゲ鍋とか。
(結構辛い物好きの先輩もいらっしゃいますよね)
そうなんですよ! 珠代姉さんとか森田兄さんとか。アキさんも。
(今まで食べた辛い物の中でおいしかったのは?)
この近くの「麻辣湯(マーラータン)」知ってます? なんばパークスとか日本橋にあるんですけど。春雨でスープがマーラータンで。初めて珠代姉さんに連れて行っていただいたんですけど、感動しました。おいしかった~。
(まだまだ楽しいことがいっぱいありそうですね)
よく「楽しい人やな」「楽しい人生やな」って言われます。
(この先も楽しんで新喜劇を続けてください)

2018年6月12日談

プロフィール

1999年2月16日大阪府出身。
2017年金の卵9個目。

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