MBS(毎日放送)

東寺音舞台

TVer・MBS動画イズムにて配信中

主催:
京都仏教会 真言宗総本山 東寺 MBSテレビ
協賛:
大和証券グループ 日本航空
後援:
京都新聞

お知らせNews

音舞台とはAbout OTOBUTAI

音舞台シリーズは、様々な日本文化の発祥となり、また長い歴史のなかで日本人の心の“よりどころ”としてあり続けたお寺、その中でも日本を代表する名刹と言われるお寺に“舞台”を設え、「東洋と西洋の出会い」をテーマにした音楽企画です。

1989年に 「金閣寺」で始まったこのシリーズは、「泉涌寺」「三千院」「清水寺」「平等院」「東寺」「延暦寺」「醍醐寺」「大覚寺」「二条城」「法隆寺」「萬福寺」「薬師寺」「仁和寺」「東福寺」「唐招提寺」「東大寺」「西本願寺」と続き、いずれも日本屈指の名刹を“幻の劇場“にした一夜 限りの夢の舞台を実現してきました。音舞台では、この特別な空間でしか実現できないスケール感と本物だけがもつ迫真の力を 最大限に見せる舞台作りを目指し、オリジナル且つ斬新で人々の心に強く残るステージをお届けします。

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出演者

Artists

大石裕香

【振付家/ダンサー】

大阪府堺市出身。3歳でバレエを始める。大屋政子バレエ研究所にてバレエを学ぶ。2000年 ハンブルクバレエ学校に留学。2002年 ハンブルクバレエ団に研修生として入団し、2003年より正団員になり2010年ソリストに昇格。2011年 ハンブルク州立オペラからオーバードルファー賞を受賞。2012年 同ハンブルクバレエに所属していたオーカン・ダンとの共同演出、振り付け作品 "Renku" をハンブルクバレエ団に振付け、その作品が高く評価されロルフ・マーレス賞を受賞。2014年 ジョン・ノイマイヤー版『ロミオとジュリエット』を東京バレエ団に振付指導。2015年 ハンブルクバレエ団を退団し現在に至るまで、フリーランスの振付家/ダンサーとしてグローバルな活動を続けている。これまでにハンブルクバレエ、ベジャールバレエ団、東京バレエ団、Origen Festival Cultural、宝塚歌劇団、貞松・浜田バレエ団、音舞台、ジル・ロマン、セルゲイ・ポルーニン、ナターリア・オシポワ、中村祥子等に振付を提供。現在、宝塚歌劇団で指導を受け持つ他、大阪芸術大学で客員准教授を務める。2023年1月サンフランシスコバレエ、新作“BOLERO”、2月Origen Festival Cultural新作“TIME”、6月ベジャールバレエ団新作“舞踊のもう一つの唄“を振り付けた。2023年12月全幕”くるみ割り人形と秘密の花園“が神戸文化ホール・大ホールにて再演が予定されている。

MIYAVI

【ギタリスト】

エレクトリック・ギターをピックを使わず全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまで約30カ国380公演以上、9度のワールドツアーを成功。「パリ・サン=ジェルマン」来日時パフォーマンス、NBA「ゴールデンステイト・ウォリアーズ」への楽曲提供・ハーフタイムショー出演など、国内外問わず圧倒的なパフォーマンスを披露。俳優、モデル、日本人初のUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使としても活躍中。YOSHIKI、HYDE、SUGIZOとスーパーバンド「THE LAST ROCKSTARS」結成。常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”である。

上野耕平

【サクソフォン奏者】

8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学器楽科を卒業。第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門第1位・特別大賞(史上最年少)。2014年第6回アドルフ・サックス国際コンクール第2位。現地メディアを通じて日本でも話題になる。デビュー以来、常に新たなプログラムにも挑戦し、サクソフォンの可能性を最大限に伝えている。2017年度第28回出光音楽賞受賞。2018年第9回岩谷時子賞 奨励賞受賞。NHK-FM「×(かける)クラシック」の司会やテレビ「題名のない音楽会」「情熱大陸」など、メディアへの出演も多い。音楽以外にも鉄道と車をこよなく愛し、深く追求し続けている。最新ソロアルバムは「アドルフに告ぐⅡ」。

笛田博昭

【テノール】

第9回マダム・バタフライ世界コンクール第1位受賞。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。ミラノへ留学し2012年フェッラーラ国際コンクール第1位を受賞。フェッラーラ歌劇場「イル・トロヴァトーレ」マンリーコ役、ヴァチカン国際音楽祭における音楽ミサで好評を博すなど海外での評価も高い。国内では第50回日伊声楽コンコルソ第1位および五十嵐喜芳賞・歌曲賞受賞。藤原歌劇団で「トスカ」カヴァラドッシ、「ラ・ボエーム」ロドルフォなどを熱演、「ノルマ」ではベルカントオペラの女王M.デヴィーアと共演し特筆に値する賞賛を得た。NHKニューイヤーオペラコンサートや「第九」、ヴェルディ「レクイエム」などにも出演する現在最も注目されているテノールである。藤原歌劇団団員。

ナターシャ・グジー

【歌手・バンドゥーラ奏者】

ウクライナ生まれ。1986年4月26日未明に父親が勤務していたチェルノブイリ原発で爆発事故が発生し、原発からわずか3.5キロで被災。ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳より学ぶ。2000年より日本での音楽活動を開始。その美しく透明な水晶の歌声と哀愁を帯びたバンドゥーラの可憐な響きは、多くの人々を魅了している。2005年7月、ウクライナ大統領訪日の際、首相官邸での夕食会に招待され、演奏を披露。2016年7月、これまでの活動が評価され、外務大臣表彰を受ける。コンサート、ライブ活動に加え、音楽教室、国際理解教室やテレビ・ラジオなど多方面で活躍しており、その活動は教科書にも取り上げられている。

西本智実

【芸術監督・指揮者】

世界各国を代表するオーケストラ・名門国立歌劇場・国際音楽祭より招聘される日本を代表する指揮者。
ハーバード大学ケネディスクール“エグゼクティブ・エデュケーション”修了。ダボス会議YGL、「ムーンショット目標9」サブプロジェクトマネージャー兼Principal Investigator、広島大学特命教授、大阪音楽大学客員教授、ビューティー&ウェルネス専門職大学客員教授などを務めている。
Fondazione pro Musica e Arte Sacra「名誉賞」、内閣官房国家戦略室「国家戦略担当大臣サンクスレター」など受賞多数。
2015年・2016年G7サミットでは海外向け日本国テレビCMに起用される。日本を代表する芸術家として、ドキュメンタリー番組がCNNインターナショナル、ZDF、独仏共同テレビArteなどで放送されている。

会場のご案内

Information

講堂 立体曼荼羅

東寺の歴史

東寺は、日本で初めて誕生した密教寺院で、真言宗の総本山。教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも呼ばれます。
桓武天皇が平安京の正門 羅城門をはさんで東西に置いた大寺のひとつで、平安遷都の2年後の796年に東寺の造営が始まりました。823年、嵯峨天皇が真言宗の宗祖である弘法大師に下賜され、以後、東寺は真言密教の根本寺院として繁栄していきました。このお寺には、古代インドで仏教を守護したアショーカ王以来の伝統に従って、仏法によって国の平和が護られ、その光が世界の隅々にまでいきわたるようにとの大師の願いが込められています。
東寺の伽藍は南大門(重要文化財)を入って、本堂の金堂(国宝)に講堂(重要文化財)、少し隔てて食堂(じきどう)が一直線に置かれ、左右に五重塔(国宝)と灌頂院(かんじょういん)(重要文化財)が配置されています。塀で区別された境内はそのまま曼茶羅であり密厳浄土です。
大師はまた高野山を自らの修禅の場として開かれ、そこで得られた智慧を利他行として東寺で実践されました。生老病死に代表される衆生の苦悩の解決法とその生活への表現が大師の一生でありました。
「弘法さん」は毎月21日、大師の命日に催される京の風物詩で、境内には1000軒もの露店が並び、10万人以上の人出でにぎわいます。これは大師に寄せる民衆の信仰の深さを表しているといえましょう。
東寺は平安京以来1200年の間に幾度も台風、雷火、兵火等の災害を受け、堂搭の大半を焼失しましたが、その都度、一般民衆の信仰の力によりもとの姿に再建されてまいりました。特に高さ55メートルをほこる五重塔は、創建当初から焼失と再建を繰り返し、現在のもので5代目の塔となります。現存する国内最高の木造の古塔であり、古都の玄関の象徴として昔の姿をそのままに伝えて今日に至っています。
また東寺には、大師の遺品のほかに、ご本尊である金堂の薬師三尊像や密教尊像、両界曼荼羅図など、数多くの国宝や重要文化財の名品が伝えられています。
1994年、東寺はユネスコの世界遺産に登録されました。
2023年、東寺は弘法大師が真言宗を開宗してから1200年を迎えました。

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