京都アニメーション放火殺人事件の裁判で、青葉被告が法廷で繰り返してきた「公安部に監視されている」という主張について、捜査段階では「作り話」だと説明していたことが分かりました。
青葉真司被告(45)の裁判は、14日から検察側の被告人質問が始まりました。これまで弁護側は犯行動機について「青葉被告の人生をもてあそぶ『闇の人物』が、京アニと一体となって嫌がらせをしてきた」と主張。青葉被告も「『闇の人物』から指示を受けた警察の公安部に監視されていた」と主張していました。
しかし14日、検察官が「捜査段階では公安部に関する話は『作り話』だと話していたのではないか」と矛盾を指摘すると、青葉被告は「そうです」と認めました。
裁判では青葉被告の刑事責任能力の有無や程度が争点となっています。