京都アニメーション放火殺人事件の裁判はきょうが4日目。被告の男が、京アニに自らの小説を応募した理由などを語りました。
2019年、京都アニメーションのスタジオに放火して36人を殺害したなどの罪に問われている青葉真司被告(45)の裁判は、きょうが4日目。きょうは先週から行なわれている弁護側の被告人質問の続きですが、青葉被告の移送に関する理由で、17分遅れて始まりました。
質問は、青葉被告が30歳ごろの生活実態について聞かれました。当時、郵便局の仕事をやめて、生活保護を受給していた中で、「昼夜逆転の生活で夜起きる生活で、京アニの作品を見て小説をかき出した」と自ら話しました。
また、小説執筆の理由については、「何かに就くしかない、全力を出せばと、書き始めた」としました。
その後、青葉被告は自らの小説を京アニが主催する賞に送ったきっかけについて、「当時、『京アニ大賞』は立ち上がったばかりで、『自分で前例や足跡を作りたい』と考えていた」と説明。
そのうえで、「『下りエスカレーター』ではなく、『上りのエスカレーター』に乗りたいと思った」などと、自身が当時抱いていた心境を明かしました。
被告人質問は、現在も行なわれています。