「何で火をつけた?」「ガソリン!」「どこで買った?」「ガソリンスタンドだよ」
京都アニメーション放火殺人事件の裁判は2日目。6日午前10時半からはじまった証拠調べで、青葉被告は昨日と同じ服装、車いすで法廷に入りました。そして、青葉真司被告が確保された直後の、警察官との緊迫したやり取りが音声で公開されました。
警察官:おい、名前を言え
「青葉!」
警察官:下の名前は?
「真司!」
警察官:なんでやった!?言わなあかん!頑張れ!言え!
青葉被告:「パクられた!」
警察官:何を!
青葉被告:「小説!」
警察官:なにで火つけたんや?
青葉被告:「ガソリン!」
警察官:どこで買った!
青葉被告:「ガソリンスタンドだよ!」
警察官:どこのガソリンスタンド?
青葉被告:「覚えてない」
警察官:ここまでなにで来た?
青葉被告:「歩き!」
警察官:どこで住んでる?
青葉被告:「埼玉!」
警察官:火を点けたものは?何で火を点けた?
青葉被告:「チャッカマン!何度も言ってるやろ」
警察官:どこで買った?
青葉被告:ホームセンターだよ!
警察官:どこの!
青葉被告:「覚えてない!」
警察官:「あそこは知っているか?火を点けたところ、火を点けたところ!」
青葉被告:知らねえよ!!!
警察官:全く関係ないところやらんやろ?
青葉被告:「お前ら知ってるやろ!」
警察官:頑張って言え!言う責任がある!
青葉被告:「お前らがパクりまくったからだろ!小説!」
警察官:何人もけがしている!言わなあかん!
青葉被告:「全部知ってるだろ!(涙声)全部知ってるだろ!(涙声)」
警察官:ガソリンどれぐらい撒いた!頑張って言え!
青葉被告:「…」
モニターには、やりとりが白い文字で映されていて、青葉被告は食い入るようにモニターを見ていました。
青葉真司被告(45)は2019年7月、京都アニメーションのスタジオに放火し36人を殺害、32人に重軽傷を負わせた罪などに問われています。きょうは終日、証拠調べが行われ、あすは「被告人質問」が行われる予定です。