京都アニメーション放火殺人事件の初公判。5日午前、完全責任能力を主張した検察側から、青葉真司被告の幼少期からの経歴や本人のパーソナリティの形成に触れながら説明されました。

それによりますと、青葉被告は9歳で両親が離婚、父親による虐待や貧困による転居、引きこもりを経験。検察は、『独りよがりで疑り深いパーソナリティになった』と主張、その後、定時制高校を皆勤で卒業した経験から、『努力して成功した』と思うようになったとしています。

青葉被告は30歳になるまで、8年間コンビニでアルバイトしている中で、店長に仕事を押し付けられて辞め、『うまくいかないことを人のせいにしやすいパーソナリティが形成された』としています。

その後、「京アニ」制作アニメに感銘を受けたことをきっかけに、人とかかわらず身を立てられる小説家を志し、ライトノベルの小説を書き出したといいます。37歳~39歳で京アニ大賞に応募するも、“10年かけた渾身の力作・金字塔”が落選したことで、被告は京アニや、ある監督に落選させられたあげく、作品を盗用されたと思い込んだ、と主張しています。

「自分はうまくいかないのに、スターダムをかけあがっている京アニと監督に対して筋違いの恨みを持った」といい、京都へ向かい、京アニとある監督に対しガソリンをまいて殺害するという復讐計画を決意、他の従業員も連帯責任だと思って、最も多くの従業員が着席する午前10時に放火することを決めたとしています。