2019年7月に「京都アニメーション」で起きた放火殺人事件。この火事で社員36人が死亡し、32人が重軽傷を負いました。

殺人などの罪で起訴された青葉真司被告は、大やけどの治療や2度の精神鑑定を経て、9月5日に初公判を迎えます。

寺脇(池田)晶子さんの夫が、京都地裁へ向かう車中で、事件から4年と、裁判への思いを語りました。

――初公判当日を迎えた今の気持ちはいかがですか。

「やっと、やっと始まったかなっていうのが。あとはちょっとこの後どう進んでいくのかというのが心配はあります。きちっと見て聞いていかなあかんな、という気持ちですね」

――心配している部分は。

「やっぱり青葉さん(被告)が、きちっと答えてくれはるのかなというのが心配ですね」

――事件発生から4年という歳月が流れたが長かったか、それとも短かったか。

「正直4年と言われると長いなっていう印象ですけど、実際、感覚的には短かったかな。あっという間の4年間やったなって。もう毎日のことに追われていく日々だったので。実際は短く感じたかな」

――法廷で、青葉被告の姿を実際に目にすると思うが、それについては。

「姿を見てか、何ともですね。見ていろんなことを思って考えるんだろうなって思いますね。見たいとか、見たくないじゃなしに、見ないといけないなというのが正直な気持ちかな」

寺脇(池田)晶子さんの夫は、被害者参加制度を使って、裁判に参加する予定です。

――裁判を通じて青葉被告に一番聞きたいことは。

「子どもからも聞いてきて、って言われていることでもあるんですけど、『何でこんなことしたん?』って。それと可能なら、反省しているのかどうなのかっていうことも聞きたい」