「千原ジュニアの作り方」で注目の「パラデル漫画」 作者は芸人、魂の巾着・本多修

エンタメMBS

2018/11/20 13:00

パラデル漫画とは「パラパラ漫画」と「飛び出す」を組み合わせた動画作品。売れない芸人・本多修が有り余る時間を使って作った不思議な漫画の世界を紹介するのは、今夜(11/20)放送のMBS「OFLIFE」。今では、芸人としてよりもYouTubeの急上昇クリエイターとして話題に。一体、どんな世界なのか?

作業場は家賃5万円のワンルームマンション
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芸歴12年目の若手芸人、魂の巾着。ツッコミを担当する本多修は芸人としてはまだ無名だが、「パラデル漫画」という独自の動画がSNSやYouTubeを通じ、話題を集めているのだ。「パラデル」とは、「パラパラ漫画」に「飛び出す」をくっつけて名付けたコマ撮りの動画。本多は今、かつてないほど忙しく、「12年間の中で一番、照明を浴びてる」という。
彼の作業場は家賃5万円のひとり暮らしのワンルームマンション。その制作方法を探るため、オリジナルキャラ「ぱらお」を使って、3秒の動画を作ってもらう。まず、トレース台を使って、1コマずつ漫画を描き、10枚の漫画から17枚の写真を撮影。その場で音も録音して合成すると、指で弾いた「ぱらお」の絵の頭が、壁に当たり立体的に飛び出してくる動画が出来上がった。「絵が上手くないから、動きで勝負」という本多。普段の作品は、約500枚の絵を描き、完成まで2週間近くかかるという根気のいる作業だ。が、本多は「パラデル漫画とめちゃくちゃ相性がいい。簡単な絵で出来て、動かせるし、アイデアが詰め込める。絵は好きだし、いいことづくめ」と笑う。作品は高い評価を受け、BEGINや社会人ラグビーチームのプロモーション動画の依頼も来る。最近、定食におかずを1品足せることにささやかな幸せを感じている。

「有名人の作り方シリーズ」で注目
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本多がパラデル漫画を始めたのは、仕事がなく、時間だけがあった頃、「リツイートを多くもらえるような作品を作ってみよう」と思い、ツイッターで発信。すると、自分では気づかなかった「紙から飛び出すのがスゴい!」と9万リツイートを獲得。なかでも「有名人の作り方シリーズ」の「千原ジュニアの作り方」が注目され、本人のトークライブに出演したことも。
幼少期から絵を描くのが好きで、趣味は落書き。11人兄弟の4番目で、売れない芸人のまま、ちょっと疎遠になっていた実家にも久々に顔を出せるようになった。パラデル漫画には「めちゃくちゃ可能性があると思ってる。海外の人からGREAT!とコメントが来る。いずれ、「あのパラデル漫画ね!」と言われるようになりたい」と本多。 
番組では日本で唯一のパラデル漫画家として仕事が増えつつある魂の巾着・本多修に密着。「パラデル漫画」とは一体どんなものなのか、本人の思いや相方・金井の思い、そして家族の思いにも迫る。

「OFLIFE」はMBSで毎週火曜深夜放送。20日深夜は2:19~2:50分放送。
ある分野のスペシャリストが、もうひとつの才能を発揮する姿を追うドキュメンタリー番組。
番組のナビゲーターには、元メジャーリーガーの黒田博樹。ナレーションを女優の手塚理美が務める。

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