株式会社コト 代表・窪田和弘 #352 2023年05月14日(日)放送

「打楽器のようなシンプルな操作で音色を奏でる楽器を作りたい」
そんな想いを形にした京都生まれのデジタル楽器「ラタトーン」。
遊びながら直感的に音楽のしくみを理解できるよう、音学理論に基づいて研究・開発された知育楽器です。
今回の主人公は、「ラタトーン」を開発した窪田和弘さん。
玩具、教具、ゲーム、アプリなど幅広い分野でのテクノロジーの開発に挑戦し、知的好奇心を刺激するエンターテイメントを追究しています。
「ラタトーン」は、専用の楽譜「ラタノーツ」の紙面に印刷されている小さな黒い点(ドット)で構成される「ドットコード」を本体先端のスキャナが読み取ることで直接デジタルコンテンツへとアクセスし、音を再生する仕組み。50種類の楽器の音色、192種類の和音を搭載しており、紙面をなぞるだけで音を奏でることができます。
むずかしい和音やコードをグラフィックで可視化するという窪田さんの斬新なアイデアは、「音に触れる」という新しい体験を可能にしました。
窪田さんが代表を務める、株式会社コトは今年で創業27年。社員20人のテーマは「世の中を楽しくするコト」。ありふれた材料やテクノロジーの新しい使い道を考え、人々の手に届くエンターテイメント化を目指しています。

「苦しいこともつらいこともちょっとしたアイデアとエンターテイメントの技術で楽しいことに変えていきたい。」
窪田さんに受け継がれる発想哲学と、未来への想いに迫ります。



【INFORMATION】
●株式会社コト
https://www.koto.co.jp

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