精油職人・村山 寛 #218 2020年09月20日(日)放送
京都市の北西に位置し、都会の喧騒から離れた昔ながらの風景が広がる京北地域。精油職人・村山寛さんはこの地で精油の工房「杉乃精」を営んでいます。
京北、そして北山地域では室町時代から「北山杉」が育てられています。北山杉から作られる北山丸太は床の間にしつらえる床柱として名高く、茶室や数寄屋建築で用いられてきました。
村山さんは北山丸太を作る際に、本来なら捨てられてしまう北山杉の枝葉から精油を抽出しています。村山さんが作る精油は、不純物は含まれない100%北山杉由来の精油でその評判は海外にも届いています。
京北で生まれ育った村山さんは地元の高校を卒業後、林業に従事したのち転職して京北を離れました。しかし50歳を過ぎた頃、帰省した際に京北の自然豊かな風景に心を動かされ、北山杉を使った精油を作りはじめました。
さらに、村山さんは産業廃棄物となる廃材や山に放置されている残材を集め、精油作りに必要な薪として使用しています。地域資源を一切無駄にしないモノづくりです。
捨てられてきたものに新しい価値を生み、それが自然を守ることにつながる-。精油作りを通して、北山杉と京北の再興を目指す村山さんの思いと、さらなる取り組みに挑戦する姿に迫ります。
【INFORMATION】
「杉乃精」
〒601-0271 京都市右京区京北熊田町新田50
電話:075-852-1668
https://suginosei.weebly.com/
京北、そして北山地域では室町時代から「北山杉」が育てられています。北山杉から作られる北山丸太は床の間にしつらえる床柱として名高く、茶室や数寄屋建築で用いられてきました。
村山さんは北山丸太を作る際に、本来なら捨てられてしまう北山杉の枝葉から精油を抽出しています。村山さんが作る精油は、不純物は含まれない100%北山杉由来の精油でその評判は海外にも届いています。
京北で生まれ育った村山さんは地元の高校を卒業後、林業に従事したのち転職して京北を離れました。しかし50歳を過ぎた頃、帰省した際に京北の自然豊かな風景に心を動かされ、北山杉を使った精油を作りはじめました。
さらに、村山さんは産業廃棄物となる廃材や山に放置されている残材を集め、精油作りに必要な薪として使用しています。地域資源を一切無駄にしないモノづくりです。
捨てられてきたものに新しい価値を生み、それが自然を守ることにつながる-。精油作りを通して、北山杉と京北の再興を目指す村山さんの思いと、さらなる取り組みに挑戦する姿に迫ります。
【INFORMATION】
「杉乃精」
〒601-0271 京都市右京区京北熊田町新田50
電話:075-852-1668
https://suginosei.weebly.com/
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