「中野伊助」十代目・中野恵介 #72 2017年10月08日(日)放送

京都は全国の念珠(数珠)の生産の9割を占める一大産地。その京都で240年あまり続く老舗最古参「中野伊助」の当代が、十代目当主・中野恵介さんです。

店は京都市下京区・京極町。軒先に、朱色の大きな念珠が下げられているのが目印です。
京都の町屋をそのまま使った店内には各宗派の数珠や、仏教で「無常」をあらわすシンボルの髑髏のブレスレット、禅宗の初祖といわれる達磨大師がモチーフになった数珠のアクセサリーなど、数々のアイテムがずらり。
これらをプロデュースしたのが中野さん。彼は「いま仏壇が家にない世代が増え、念珠離れが進んでいる。以前は、もっと日常に溶け込んでいたもののはず」と憂い、「現代版念珠」として日常に溶け込むよう、これらを作っているといいます。

また、新しい試みとしてキリスト教の学校である同志社大学とコラボし、新しい数珠の在り方を提案。
番組では、そんな中野さんの念珠に対する想いや、製造工程、新しい試みを取り上げます。

【INFORMATION】
中野伊助
〒600-8035 京都市下京区京極町505

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