黒染師・馬場麻紀 #64 2017年07月30日(日)放送

黒染師とは、黒紋付に代表される和装は元より小物などを黒く染め上げる専門の職人。
明治3年創業の馬場染工業では「柊屋新七」という名前を代々襲名しており、当代の馬場麻紀さんは、その五代目となります。

染料の分量や種類は門外不出のため、馬場染工業でも黒く染め上げることが出来るのは麻紀さんただ一人。95度にもなる熱湯で染め上げる染物、大量の湯気や熱気の中、行う仕事場は、まさに過酷を極めます。

馬場さんは「京の黒染屋」という新しいブランドを立ち上げ、洋服を黒く染め直す事業も展開。伝統の黒紋付の染の技術を洋服に取り入れ、年間1000着もの洋服を染め直すビジネスも行っています。

またその活動の場は実業の世界だけにとどまりません。家紋染の体験企画や、アニメとのコラボなど、広く社会に「染の世界」を知ってもらう活動にも挑戦。
今回は知られざる黒染の世界、そしてと黒が持つ魅力を紹介します。


【INFORMATION】
馬場染工業株式会社
〒604-8242 京都市中京区西洞院通三条下ル柳水町75

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