漆芸家・東端唯 #24 2016年10月09日(日)放送

漆芸家の東端唯さんは、京都の左京区下鴨で三代続く蒔絵師の家系に生まれた当代。
お椀やお箸、重箱などに代表される漆器ですが、彼が作り出す漆芸品はレリーフやパネルなど、そのほとんどが唯一無比のアート作品です。

東端さんの漆器は、ザ・ペニンシュラ東京やヒルトン大阪などの有名ホテル、マンションのエントランスなどにディスプレイされ、その独自の感性と、漆工芸の職人技を掛け合わせた「うるし」の美が、多くの人々の目を釘付けにしています。
東端さんは「漆はほかの塗料に比べ繊細で扱いにくい。その反面、仕上がりに関しては温かみがある」と言います。彼は、若い世代がもっと漆と触れ合えるようにと、時計や一輪挿し、お香立てなど、従来より身近な漆器も制作。新たな試みにも積極的にチャレンジしています。

漆は欧米でJAPANと呼ばれ日本を代表する工芸品。
今回はそんな漆芸の魅力を職人を通して描いてゆきます。

【INFORMATION】
東端制作所
〒606-0814 京都府京都市左京区下鴨芝本町61

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