河村康輔

コラージュアーティスト Vol.1211

202207.31
11:00

"分解"から始まる"創造"
世界中が注目する43歳の頭の中

アディダス、カシオ、ユニクロといった誰もが知るブランドや、「機動戦士ガンダム」「AKIRA」「新世紀エヴァンゲリオン」といった人気アニメ作品などとコラボレーションしたアートワークを手掛け、日本国内のみならず世界中から注目を浴びる河村康輔、43歳。今年4月、ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」のクリエイティブ・ディレクターに就任したことでも大きな話題となった。
河村が得意とするのが、大量の素材を分解し、全く別の作品へと昇華させる「コラージュ」と呼ばれる技法。「見る人の頭を混乱させたい」と語る男のアートはどのように考えられ、作られているのか...その才能に触れてみたいと取材を始めたのは昨年4月。河村が現在の作業場兼自宅に引っ越してきた頃だった。
完成のイメージラフを描くことはない。頭の中で思い浮かべたものをそのまま作品にぶつけるというのが河村流。自らの手やシュレッダーなどで素材を裁断し、ミリ単位で配置する緻密なコラージュ作業をカメラは見つめ続けた。そんな中、自身初となる巨大な立体物へのコラージュのオファーが舞い込む。対象となるのは誰もが知る"ゴジラ"。

「自分でも完成形がどうなるか分からないから面白い。」
新たなチャレンジの中でも楽しみを見出す気鋭の創作風景を追った。

KOSUKE KAWAMURA

1979 年広島県生まれ。
2006年、根本敬氏個展『根本敬ほか/入選!ほがらかな毎日』入選。
2012年、スイスのローザンヌで開催されているフェスティバル「LUFF」にて個展を開催。
同年「大友克洋GENGA展」メインビジュアルを担当。
2017年大友克洋氏と共作で「INSIDE BABEL」(ブリューゲル「バベルの塔」展)を制作。渋谷PARCOアートウォール企画「AD 2019」で大友克洋氏とAKIRAを使用したコラージュ作品を発表。
2018年S/S adidas Originals and United Arrows & Sons collaborative collectionのグラフィックを担当。
2022年4月にはユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」のクリエイティブ・ディレクターに就任。

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